見出し画像

愛を与えてくれるみんなへ


新年明けたと思ったら、早くも1月が終わりを迎える頃。

本日、3年生が課題研究発表会を行い、一通り授業が終わりました。
今年はニ班を担当してて、まあ頭おかしくなるほどには大変でした。

そのうちの一班は、バイクの探求を行なって、【企画研究発表会】と【高校生探求フォーラム】にも参加しました。(推薦されて大抜擢)
文科省の幹部が来たり、東大の教授が来たり、、なかなかすごい会に堂々と出場。
最強の班でした。



卒業も近づいてくると、教員も色んな気持ちになるというか、何よりまだほんの少し幼かった頃のあいつらを思い出して、胸がいっぱいになります。

とにかくこの3年生は、「愛を与えてくれる」学年でした。

「秀平さん」

この愛称でずっと呼んでくれました。
もはやマスコットキャラ並みに、この呼び方を定着させてくれました。


僕は、自分の名前が大好きです。
小さい力士。
貴乃花に勝って、小錦にも勝った170cmの力士。
小さくてもとても強い相撲取り。
「舞の海秀平」

からとって、
「秀平」

そんな自分の好きな名前を、毎日毎日呼んでくれて花に与える水のように、愛を与えてくれました。



先生なんて、偉そうなこと言ってばっかで、ほんまにすごいことした人なんてほんの一握りです。
仕事やと思ってやってる「職業教師」じゃなくて、「生き様教師」になりたいなって思ってはいます。


やけど、子どもたちは慕って名前を呼んでくれる。
「先生」って言ってくれる。
それだけで、なんです。

この気持ちを忘れたらあかんと思いながら、教員生活4年が経ちました。
何かあったらここに戻ってこようと思います。




最後の実習の点呼の時、3年生自動車コースの生徒の名前を全員下の名前で呼びました。
名簿を見ずに呼びました。喜んでくれた。
3年間、一緒にいると呼べるもんです。


坂井高校野球部3年生を送る会の時、全員を下の名前で呼びました。
3年間、1番愛を与えてくれた生徒たちです。
少しでもの、愛返しです。
みんななら、必ずいい大人になれます。

大人とは、『どんなに苦労があっても、自分の方から愛を与えていける人』ですから。



3年間、おれの体から溢れるほどの愛をありがとう。

いいなと思ったら応援しよう!