ウィルスが変異するのは生物として当り前のこと。とりわけビクつく必要はない。
コロナは世界中で9000万人も感染している。無症状者で未検査の者も含めると、悠に1億人は超えている。そもそも変異というものは生物が色々な環境変化に対応し末永く生きながらえるために起こるべきして起こっている。逆に容易に変異ができなかったウィルスは環境変化に対応できずとっくに滅んでいると言うこと。生きながらえて来たウィルスだと変異は1万回に1回くらいは簡単に起こる。するともう10000種類くらいの変異があって不思議ではない。ただ変異によって9割は変異が悪い方向に働き、生存能力に支障が出て死に絶えてしまう。
残った1割の1000種は生存能力は維持されているが、大半はウィルスとして未熟者である。そしてほんの一握りのより増殖力の強い数十個が優れもので生存競争に勝ち残ることとなる。そう!生き残り組は感染力、増殖力にえり優れた勝ち組である。ただ勝ち組だからといって病原性が強いという訳ではない。感染力が強いが、病原性がほとんど消出するものまで現れるのである。そう!こういう変異は大歓迎である。感染しても病気にならないからである。運良くこう言う変異種が大勢を占めるようになれば、コロナは人類と共存し友となる。
しかしイギリスの変異種ように、たまには病原性はほぼ元のままで感染力が強まるものが出てくることがある。ただいずれは、病原性が低下したより増殖力のある変異種に駆逐される事になる。
そして最も心強いのは、ワクチンが効かなくなる可能性は著しく小さいということ。仮にワクチンが効かないような大きな変異が起きたとしても、感染力に何らかの支障をきたしてしまう。ただ今回は約1億人というとてつもない数の感染が起こってしまった。1億回に1回しか起こらないような惡い奇跡が起こる可能性がある。
でも人類の科学の進歩は十分これに対抗できる。RNAワクチンという新技術を生み出した。迅速にワクチンを設計し直すことができる。ワクチン改変に若干時間はかかるが、従来ワクチンが全く効かなくなる訳ではないからである。