空耳アワーと時々疑念
今日ミスドの店員さんに、『紅生姜でしょうか』と聞かれた気がして「え」と戸惑っていたら、『お召し上がりでしょうか』と言われていて流石に最近の空耳アワーにしては…とそのクオリティに耳を疑った。
あと、歯磨き粉だと思って口に入れたソレは洗顔料で、口の中に広がるその香りがあんまりにも強すぎるもんだからこんな香料の塊を顔に毎日塗りたくって大丈夫なんだろうかと真剣に思い悩んだ。
5/20、早番の勤務を終えてギターと合わせる練習。
今、ギターとボーカルだけで合わせられる曲は50曲くらいになって、ほぼ結成と同時にギターを始めたyuitoさんは思ったよりも弾けるセンスがあって、細かいところ(リズム感や技術的な部分)に課題はあれど、私がこの二十年くらいの間に自宅で声を抑えながら歌ってきた思い出の曲たちを歌わせてくれることにとてもとても感謝している、演奏中は特に、うたいながら、不思議な気持ちで感謝している。
やはり勤務後の歌はコンディション的にはそんなに良くないけれど、できるだけ練習しよう、合わせようって引っ張り出してくれるのはいつのまにかyuitoさんになり、だんだんとギターとマイク一本で人前で歌えるかもという心の準備が整ってきた。
歌いたいな、と思えるようになってきた。
同時に、初心って意外とすぐに忘れるな、ということも実感している。特にこの一か月。だから忘れるなと言い聞かせる、この一か月。
5/25はライブがしたい。
久しぶりのライブ再開は、ホームとも言える川崎でしたい。
そんな練習の最中、通称ADのDAIKIさんから、お歌のショートにつける歌詞の編集について、テクニカルな連絡が届く。私がその詳細を開くより先に『どれどれ見てみようかな』などと言って解説動画を真っ先に見始めてしまうyuitoさん。
大人になったら遊ぶ時間なくなるから今のうちに遊んどけって言ってた高校の時のセンセがふと、頭をよぎる。
遊ぶ時間のなくなった大人たちの雰囲気がたっぷりと漂う東京の電車、におい、空気。
重苦しく運ばれていくそれは、ひとりひとりの数十年前の青春も運んでるんだろうから、車内の広告はせめて、脱毛や永代供養じゃなくってさっぱり清々しい何かにしてくれないだろうか、せめてあの頃を思い出せるように。
車内を美術館にするのでも良いだろうし、写真館にするのでも良いだろうし、なんかテーマとか作って全部定期的に貼り変えてギャラリー化しちまえばいい。
個展、個展。
スーパーとかでたまにやってる母の日の絵がいっぱい飾ってあるみたいな、そんなこと。
小説でもいいし、車掌さんのおすすめミュージックに飛べるようなQRコードが掲示されてるんでもいい。
なんかないかな、東京が明るくなるようなこと。
とかいいつつ、自分もしっかり、人々がこの小さな画面の世界に潜り込んでしかできないようなことをやろうとしてるんだから、世の中、筋を通すなんてほんとに難しいことだよな。
そんなこんなして翌日、つまり5/21の夜、デザイナーhiroくんから胸が躍るようなデザイン集がチームに共有された。
人の頭ん中ってすごいよな、お互いが予想もつかない想像をちゃんと交換しあったらものすごいことが起きるもんなんだな。
早くみんなに公開したい。
でもちょっと勿体無い、でも早く見せたい。
チームのみんな、こつこつね。
いい調子、その調子。