音楽に悩むなんて傲慢だ
今日は昼過ぎから阿佐ヶ谷で過ごした。
そうして二週間限定のリバイバル上映『キリエのうた』を観た、ミニシアターMorc阿佐ヶ谷にて。原作は、数ヶ月前に購入して読了済みでした☺︎
今日のブログのタイトルは、キリエを観て最初に浮かんだ、私の気持ち。
手しおごはん玄
素食一汁三菜定食
映画を観るついでに訪れた事のない映画館を巡るのが好きで、初めてのMorc阿佐ヶ谷はトップクラスで居心地が良かった。
スタッフさんたちの雰囲気も好きだった。シアターの入り口まで来て『間も無く上映でーす』と言ってそっとカーテンを閉めた、あの個性的な髪型の穏やかな雰囲気のお姉さんを見てたらなんだかいいなと思えて、こういうところで働いてるってどんな気持ちなんだろうと胸が躍った。
70席くらいのこぢんまりとしたミニシアターで、整理番号順の入場で自由席、満席のキリエ。
いつもは一番後ろの一番隅っこに座るのだけど、今日だけは一番後ろの真ん中に座ってみた。整理番号、5番のおかげで。
すぐ後ろから聞こえる上映の機材か何かを操作する音も、どんな風にして再生しているか気になった。なんでも知りたくなるから、転職癖が治らない☺︎
カフェのようなキュートな佇まいで、先月行ったポレポレ東中野より落ち着く映画館でした。
シアターは地下一階に☺︎
映画を観て感じ取れた事たちは、一旦ちょっと暫くの間、心に留めておこうかな🦀
その後は新宿まで出て、あちこち練り歩いて路上ライブの下見、なんせ全然わからないから。
新宿渋谷があまり得意じゃなくて、ルミネtheよしもとのお笑いライブに行くか友達との待ち合わせ以外は絶対に足を運ばないエリアなのだ（こないださゆちゃんたちと日中にライブしようとスピーカーとマイク持って下見した時もちょっと無理で川崎まで引き返した）けれど、そうも言ってられないし、何より、Kyrieを観ていたら『この路上ライブの撮影、何処でやったんだろう』と気になって。
これからは半分下見、半分聖地巡りになりそう☺︎
どのシーンもとても素晴らしいロケーションだったから（見つけてチョイスしたスタッフさんたち素敵）、一旦全て巡れたらいいな。
今日の新宿はもう19時を過ぎていたから、駅周辺と歌舞伎町周りを重点的に、とにかく歩いた。日中には居なかったストリートミュージシャンたちがわんさか居てことさらわくわくした。10組くらいのミュージシャンたちに出合えた。
でも今日イチの興奮は、高架下を歩いていた時にすれ違った海外旅客のツアーガイドさん（も外国の方）が5、6人を従えて、先頭でかき氷のタペストリーを掲げて歩いているのに遭遇した瞬間。
途中から人間観察が面白くなって、目的もなくどんどん歩いた。
というかそもそも。
路上ライブの存在をちゃんと認識したのって今年の3月の話で、やっている人は見た事あったけれど興味も関心もなかった。
それで、今もそれについては無知で、さゆちゃんが3月初旬のある夜勤の休憩中に『はるちゃん、路上ライブやろう！機材も買う買う！これがいいってやつ教えて！』と“突然”言い出した時に初めて、“ああ、この世には路上ライブってのがあったのか”と思ったくらい。
【番外編】
そうして本当に間も無く、『明日はるちゃんちに機材届くって！』と口があんぐり開いてしまうようなメッセージが届いたのでした。
【本編に戻る】
だから実を言うと、自分が路上ライブを始めるまでは立ち止まって観たことすら一度も無く、只今イチからそれをしている最中というわけ。
映画を観て改めて、【ストリートミュージシャンの良さ】とは簡単に言い切れないほどの良さを感じて（なんか言葉って言葉にした瞬間安っちい感じがしちゃうね🐶）。
上映の三時間相当なエネルギーを費やしたらものすごくお腹が減ってしまって、仕事について熱く語り合う北九州のOLと旅行帰りのおばさま二人組に囲まれながら品川の夜カフェに入り黙々とこれを書き記している。（The City Bakeryのピーナッツバタークッキー美味しいですよね！☺︎）
特にいっこさんに関しては私たちのこの二ヶ月間を岩井俊二さんが予言してたんじゃないかと感じるほどまんま“さゆちゃん”で、一言一句取りこぼさないほどにそのまんまだったから、驚いて何度か涙が出た。
なぜに赤の他人にあのような事ができるんだろう。そして何故にいっこさんは最後の砂浜であんなふうにして涙を流したんだろう? ねぇさゆちゃん、今度教えてよ。
今夜新宿は、不思議ととても身近で安心する場所になっていた。
明日のライブは雨でお休みだけど、スクリーンに映るKyrieに傘を差して微笑むいっこさんを目の当たりにした時、私にも近々そんなような事も起こるんだろうなと予感して楽しみになった。
改めて、“いっこさん”と出逢えてしまった人生に、感謝したくなった一日でした。
さて、これから場所を移してお歌の練習です。
本日の執筆BGM:音痴の聖歌/七尾旅人
※矢山花ちゃんのお声がまた見事です
（音痴の聖歌歌詞）