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綺麗事と当たり前


新卒、体育会系。サッカー一筋。
僕はこうなりたいんです!と、夢を語れば、モチベーションの高い若手だと良い目で見られる。
可愛がられる立ち位置。居心地は悪くない。

幸いにも、仕事が楽しい。
多分、選んだ道を正解に持っていく作業が得意なのかもしれない。

どんな仕事をしているのか、仕事の内容などは割愛させていただくが、僕の仕事上、様々な方達とコミュニケーションを図る機会がある。

それが楽しい。

価値観を変える程の経験はしないけど、色んな人と触れ合う事で新たな分人を生み出せる。
分人については、僕のnoteを見て欲しい。

https://note.com/shutonakashima/n/naa3010c76ecd


前置きはさておき、タイトルの綺麗事について言及したい。

色んな方達とコミュニケーションを図ることで共通の特徴が見えてくる。

それは現実を見る、だ。

生活をしていく上で1番大事なのはお金だ。お金より大事なものはない。愛よりお金だ。1番大事なモノはお金じゃないって言うのは大金を手にしてからにしたい。綺麗事を言うつもりはない。

お金を稼ぐ為に、仕事をする。
子供を養う為、病弱な親の面倒を見る為に仕事をしてお金を稼ぐ。

すごく当たり前の事やけど、
1番大事な事だと気付かされた。

心にもお金にも余裕のない人が日本だけでもたくさんいるということ。
自分のやりたいこと、ましてや夢なんてほざけるような状況じゃない人、たくさんいる。

面接で10年後の目標を聞く時があった、
彼は「ある程度稼げて生きていればそれでいい」と仰った。

目標は高く持て、と言われてきたから
あまりに現実的な目標すぎて、何も言えなかった。
でも、世の中今の生活に苦しんでる人が多くて、「安定」した生活をするだけでも凄く幸せな事なんだと気付かされた。

東京都知事選に出馬していた山本太郎さんも言っていた。
10代で芸能界に入り、お金に苦労した事がなかった。生活に困ってる人がこんなにいる事に気付いたのは大人になってからなんだと。
そして涙していた。
だから、政治で変えたいと。

俺は見ようとしていなかった。
人間は愚かで、欲深い。
俺は周りと比較して劣っていると思っていた。みんな小遣い多いし、中学生のくせにいい服着て、遊んで、ええなぁ。って。
今思えば心底幸せだったのに。

だから、気付いた。
世の中は平等じゃない。
チャンスは、平等に与えられない。

生まれた環境や場所は自分じゃ選べない
嫌なら自分の力で変えるしかない
          
T-Pablow「city light」

大好きなラッパーのフレーズ。
金持ちの息子」は金持ちじゃないし、誰も嫉妬する必要はない。
一人っ子あるあるであれこれ言われる子に罪はない。

そう、生まれた環境は選べない。

だから自分で変えるしかない。

小学生の頃は母子家庭が恥ずかしかった。
お父さんお仕事何してるの?」
とか聞かれてもお父さんおらんし、お父さん居ないですって言うのもダルいし、嫌だった。

お父さん居ません」で会話が途切れるのもマジで嫌だった。何故か聞いた相手が気まずそうにするし。まぁ、いない理由が亡くなったとかだったらお察しするけども。

みんなに両親が当たり前におるように、
俺らにとって母親しかいないのが当たり前やし、逆に父親しかいないのが当たり前の人もおるし、お母さんみたいなおばあちゃんに育てられた人だっている。

当たり前なんて存在しない。

その人にとっての当たり前を他人も当たり前だと思おうとするから、おかしなことになる。

こうあるべきだ!

こうでなければならない!

そんなものは必要ない。無駄。

みんなの中の「当たり前」が差別を生み出しとるって考えたら差別って一生無くならんと思う。

世の中を変えたいって
思ってる自分がおるけど、
このままじゃただの綺麗事で終わってしまう。今の俺には何も変えられない。
でも変えたい。
だからせめて言葉にしたかった。


ps.めちゃくちゃポジティブ

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