差別
今回の黒人差別の事件、胸が痛くなります。再び起きてはならないことだと思います。
ただ、同時に他人事のようにも思えてきました。なぜなら、生まれてこの方日本人としか接してきてないからです。
サッカーをしているので、サッカーの強い国の試合を見る事が多く、色んな国に色んな人種がいることは知っています。世界には色んな人種がいることへの免疫は付いているつもりでした。
はい。つもりでした。
blacklivesmatters
Twitterでは最近このフレーズを目にするようになった。僕も、海外のサッカー選手が投稿した記事をストーリーで拡散した。
けど、物凄い違和感が自分の中にあった。
それを言葉にしたかった。
そして結論が出た。それは、
関心を示すフリをしたい、流行りに乗りたいだけだった。(個人的見解)
誤解して欲しくないのは、たしかに世界から差別がなくなり、より平和な世の中になってほしいという思いは勿論ある。
ただ、「人種差別」という事実は小学校の道徳の授業で習ったくらいで、当時は「かわいそう」くらいの感情しか沸き起こらなかった。バスに乗るのでさえ黒人はダメだったのか、へぇ。くらいだ。だから、
どこか他人事なのかもしれない。
ただ単に、知識不足もある。黒人差別、奴隷制度、南北戦争、キング牧師、アパルトヘイト、ユダヤ人迫害、etc....
知っている「知識」を挙げたが、どこか他人事のようで「事実」として捉えずらい。本当にこんなことが起こっていたのか、と。
いっときの流行で終わらせたくない
だから俺はまず身近な差別を無くしたい。
今も日本のどこかで起きているいじめや差別を無くしたい。
ハーフの芸能人、ハーフのスポーツ選手がいじめられた過去を明かしてくれてる。
そういうのを無くしたい。
スイミーのように、個性を活かせる世の中にしたい。実際、活きている事も多い。
ただ、「差別」は無くならない。
という前提は頭に入れておくべきだ。
人間はなぜ差別するのかたしなみ程度に調べたが、簡潔に述べると、人間はグループに属した瞬間、他グループを差別するらしい。「恣意的」に差別するそうだ。つまり、人間の「人より有利になりたい、偉くなりたい」という心理がそうさせる。
※恣意的=気ままで自分勝手なさま
※上手い下手でサッカーでも差別は起こる。
僕が体験した話をすると、
中学生の時に韓国のKリーグのユースと試合をした。試合は中々荒れて、僕はFK時、相手選手に「イエローモンキー」と言われた。肌の色同じやん!って思って調べたら、日本は、日本猿、体格が小さいというイメージからイエローモンキーと言われているそう。(諸説あり)
だがこれは、僕に発言をした彼の自分勝手な差別発言だ。その発言1つで「韓国人」のイメージが悪くなる。
世界的に同じ「アジア人」として見られる日本と韓国でさえ差別が起きる。過去の歴史があるとは言え。韓国の人たちが反日教育を受けて育った話も聞く。ただ、大学で出会った韓国人の友達はめっちゃいい奴だった。
僕らはもっと身近な問題に目を向けるべきだ。ニュースで流れる問題に目を向けることが悪いことではない。でも、それよりも大事な問題が蔓延っていることを忘れてはいけない。
人は物を無くした時、周辺を探すか、ちょっと人を疑ったりするけど、実はポケットに入ってたりする。
本当に目を向けるべき問題は目の前にある。こんな狭い日本の中でイジメや差別は無くならない。クソくだらん人間がいることに目を向けるべきだ。世界に目を向けるのはそっからだ。
あまりにもかけ離れた問題には
実は手を出しやすい。
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僕はなんでもかんでも関心を持っている事が良い事だと思っていた。いや、良い事ではある。でも、関心を抱くならめちゃめちゃ勉強せんといけんと思う。
今回の黒人差別の事件が、本当に日本人の僕たちに関係があることなのか、
ただ、絶対に良くない出来事だということは理解していて、どこかほっておけない自分がいる。
We must learn to live together as brothers or perish together as fools
人は兄弟姉妹として、共に生きていく術を学ばなければならない。それが出来なければ、私たちは愚か者として共に滅びることになる。
Martin Luther King, Jr. キング牧師
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