1回目は子供の時見たかった
なんか金曜ロードショーで『スタンドバイミー』やってたみたいですね。なんで僕も見ました(2回目)。初めて見た時はたぶん大学生の時かな。だいぶ遅めです。あんまり映画とか見やん人は『スタンドバイミー』って聞くとドラえもんの方想像するんじゃないですかね。when the night has come♪の方です。
あれっすね令和ならではの言い方するとエモすぎる作品ですよ。エモいって表現は引くほど嫌いなんですけど、あの感情を表現する時に「エモい」って便利すぎるんですよ。誰が言い出したんや。
ざっくりあらすじ言うと、とある死体を探しに4人の少年が線路をひたすら歩いて行く作品です。
何故アメリカの子供達の一夏の思い出がこんなに懐かしくなるのか。子供時に見て大人になってもう1回見たら見え方違うやろなーって勝手に思ってます。
この先ネタバレ含むんで...
1人1人キャラが立ってる。
主人公のゴーディは物書きが得意で話がおもろい(将来は作家になってる)。
ガキ大将的ポジションのクリスはやんちゃやけどめっちゃいい奴(将来は弁護士)。眼鏡のテディは親父が元軍人でイカれてる。昔親父にアイロンで耳に火傷負わされてるけどそんな親父を尊敬してる。バーンは物語に欠かせないぽっちゃりのノロマ君。
好きが過ぎるシーンが多いすね。
序盤のツリーハウスでタバコ吸いながらトランプするシーン。もう最高なんすよ。一応ツリーハウスは秘密基地的なポジションなんで合言葉あるんですけど、バーンは覚えてないからけっきょく名前言って開けてもらったり。
劇中で「ゴーディなんか面白い話聞かせてくれよ」みたいなシーン。僕らが普段目にする洋画の中のアメリカンジョークって作中の人物が喋ってるシーンで終わりがちですけど、本作はゴーディの話の内容をシーンとして作ってるんですよ。それだけゴーディの物書きとしての凄み?を表現したのか。あそこ好きです。
本作って冒頭から、作家になったゴーディが語りかける感じで物語が進んでいくんですよ。
劇中も大人になったゴーディがちょいちょいナレーション入れてくれます。
最後は小学校を卒業した各キャラのその後を語ってるんですけど、寂しいようななんと言うか。てかこの作品、小学生らしからぬ悩みというか内なる想いが割と重い。ゴーディの兄貴はアメフトのすごい学生選手やったからこそ常に兄貴と比べられてた。(兄貴は事故で死んでます)。クリスは給食代盗んで、その盗んだ給食代を先生が盗んでスカート買った。こいつら思春期か?ってくらい彼らの悩みとかちょいちょい出てきます。大人になっていく彼らが自分にも重ねられる青春映画です。
ちょっと話脱線するんですけどクリス役のリヴァー・フェニックスって『ジョーカー』のホアキン・フェニックスの兄なんですね。マジで知りませんでした。R.I.P.リヴァー・フェニックス
映画にわかの僕が散々語らせてもらいました。
とにかく見てない人は見てください。
エモすぎ。
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