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[危険] 医療職は大学院へ行ったほうがいいはウソ

皆さんはじめまして, 大学病院で理学療法士をしながら社会人大学院生として日夜研究に励んでいる ”しゅうと”と申します.

今回は, 医療職で働いていたら, 一度は耳にするであろう, キャリアアップとしての大学院進学の是非について, なるべく感情的な議論を排除して, この問いに対する自身の見解を述べていきたいと思います.

(本題へ入るちょっとその前に...)この記事を読んだほうがいい人

(1) キャリアアップとして大学院へ進学することを迷っている

(2) 同世代の何人かが大学院へ進学し, 自分も行かなきゃと焦っている

以上2つのうちどちらの項目にも該当しなかった方は, 今すぐこの記事を読むのをやめて, その時間を何か別のことに充てることをオススメします.

自身の境遇と内容が乖離している記事を意味もなく読むのは時間の無駄です.

大前提として, 僕自身他人の時間を無意味に奪う行為を好みませんので, また別の記事で皆さんの力になれる日があるといいなと思います.

ーーー✂️ーーー

医療職は大学院へ行ったほうがいい?

では, いよいよ本題です.

この問いに対する私の答えは

100% "No" です.



? ? ? ? 笑

「いやいや自分はもう行ってんじゃん!」 と思った方, とても正常な感覚をお持ちです.

ここで勘違いしないでいただきたいのは, 僕は大学院なんて絶対行かなくていいという極論を押し付けたいわけではありませんし, 大学院に個人的な恨みなど1ミリもありません(むしろ感謝の気持ちでいっぱいです).

大事なのは, 学位修了後(修士号or博士号取得後)の計画をどこまで考えているかによって, 読者の方が医療職(or キャリアアップしたい人)であっても大学院へ進学したほうがいい人・進学しないほうがいい人に分かれるという事実をまずは知ることからだと思います.

つまり, タイトルの問いに対する僕の答えは, 自分以外の誰かの思い描く未来も知らずに, 思考停止で「医療職に就いている人は全員今すぐ大学院へ行ったほうがいいよ!」なんて安易なことは言えないというのが個人的な意見です.

まずは, 修士号 or 博士号取得後にその学位や大学院で得た知識・経験をどのように活かしていくつもりなのかを自分なりに深く考えることが大事です.

「大学院を修了したらなんとなく学歴も高くなるし」

「就職先もなんとなく増えそうだな」

というような安易な考えは今すぐゴミ箱に捨てて下さい. 

むしろ 医療職が修士号・博士号を取得したとしても, 今の職場の給与があがったり, 今よりも雇用条件の良い職場へ転職できることは非常に稀です.  ある程度自己投資をしたからといって今よりも安定した豊かな未来が確実に手に入るわけではありません.

ちなみに, 既に職に就いており, 社会人大学院生を目指す方は全く関係ありませんが, 博士号取得後(ポスドク)の就職難や給与の低さは社会問題にもなっています. 

 国内における研究者の立場は一部を覗いて厳しいのが現状なのです.

以下の記事が大変参考になります.

いかがだったでしょうか?

(1) キャリアアップとして大学院へ進学することを迷っている

(2) 同世代の何人かが大学院へ進学し, 自分も行かなきゃと焦っている

(1) , (2) に該当した皆さん. 是非とも, 学位修了後にどのような働き方をしたいのかをイメージしてみて下さい. 

そして, その働き方が大学院へ行かずとも実現できる場合(目的とする働き方が大学院進学を必要条件としない場合), どれだけ周囲に煽られようとも, 迷ったり・焦ったりすることはないはずです.

嫌いな上司に誘われた飲み会に行くか行かないのかくらい慎重に考えたほうがいいということです(だってノリと勢いだけでは行かないですよね?).

ここまで現役の社会人大学院生とは思えないほど, 大学院進学についてネガティブな意見を並べてしまいました.

まぁ, よく"足の裏の米粒"だと揶揄されるくらいですからね笑 

しかしながら, それ以上にポジティブな側面も非常に多くあるということが自身のリサーチや先輩との会話の中で分かったのも事実です. 損をすると分かって, 自分の大切な時間とお金を使うつもりは当然ありませんから.

大きなメリットを求めるのであれば, ある程度のデメリットを享受するというのは世の中すべての物事に言えることでしょう.

次回は, 今回の大学院ネガティブキャンペーン(#自分でやってるだろ)に対抗すべく, 大学院進学によって受けられる多大な恩恵(メリット)をまとめてみようと思っています.

皆さんの参考になれば幸いです.

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました. 

またねー!







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