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僕とHIPHOPの出会い
僕がHIPHOPと出会ったのは、中学3年生の秋のことだった。クラスのヤンキーグループに、MCバトルごっこに誘われたのが、きっかけだった。
その頃は、フリースタイルダンジョンが流行りで、男子トイレでするMCバトルごっこがブームとなっていた。
当時、ヤンキーの子に、塾の宿題を教えてあげることで、仲良くなっていた自分は、たまたまMCバトルごっこにされ、初めてHIPHOPに触れ合うことになる。
今でも、最初の試合は、「ヒート、ビート、チート、ニート」と韻を踏んで勝ったのを覚えている。その瞬間に、自分が発する言葉一つで、勝ち負けを左右することができるMCバトルの奥深さに気づいたような気がする。
でも、自分とHIPHOPは馴染み深くないし、いつも聴くのは、back numberとQueenだしと卑屈になっていた自分が出会ったのが、Creepy nutsの悩む相談室だった。
もう、youtubeから消えてしまっているが、自分の弱いところやダサいところも全てさらけ出している彼らがとても衝撃的だったのが、今でも覚えている。クラスの中で一軍でも二軍でもなく、その間を行ったり来たりするよう自分にとって、初めての共通理解者が生まれたように感じた。
また、フリースタイルダンジョンで、圧倒的な強さで敵を薙ぎ倒していくR指定の強さ、軽快なトークで、自分の悩みに共感してくれるようなDJ松永の強さに惹かれて、HIPHOPのことを知りたいと思うようになった。今では、音楽活動をする身になったが、HIPHOPへの第一歩の架け橋となってくれた彼らに今でも感謝している。