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「幸せのハードル」と「末期の眼」

スマホなしで、外にも出られない精神病棟の入院を4ヶ月間、経験してから、幸せのハードルがぐっと下がった。

外に出て散歩できるだけで幸せだし、カフェに入って美味しいものを飲み食いしたり、好きな先輩たちと一緒にゲームをしたり、前は当たり前だったふとした瞬間が、幸せだと気づけるようになった。noteでの発信を始めるようになったのも、入院したことがきっかけだ。

僕が好きな言葉に、「末期の眼」という言葉がある。死に際の人が、自然や景色を尊くみることができるようになるものだ。

最近、川沿いを歩く時、ふと生きてるなと実感することが増えた。歩いていると、あとどれぐらいこんな時間を過ごせるかと、頭に浮かぶのだ。

明日、死んでも良いというぐらいには、まだやり残したことがたくさんある。今日は死ぬまでの最初の1日。最低限の幸せのハードルと末期の眼を持った感覚で、1日1日をひた向きに生きていきたい。

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