ロマンポルノ無能助監督日記・第22回[トンさんの海女モノと1980年の総括は城戸賞逸す!そのワケは?]

『少女娼婦けものみち』『朝はダメよ!』以降、1980年後半、24歳の助監督3年生としては、面白い仕事にはありつけなかった。

5月末からは、「トンさん」と呼ばれる藤浦敦(あつし)監督の『若後家海女うずく』に就いたが、このトンでも無い監督・トンさんのことを、知らない人にどう説明したら良いのか・・・

夏は海女モノ、秋は温泉モノの年に2本しか撮らない人(だのに、僕は、運悪くこの年もう一本就く羽目となる→『セックスドック淫らな治療』
「そりゃ災難だねぇ、金子くーん」は、那須さんの言葉・・・

この時既に50歳で、ロマンポルノ以前に監督デビューして8本目になるのに、身分としては何故かまだ助監督なので、「助監督室の古株」みたいな顔で常にエラソーにしているので、飲み会なんかでは、敢えて近づきたく無いし、誰も話しかけないから一人で飲んでいる。
・・・ということもないか、やはり古い助監督先輩が相手していたかな。

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