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USMLE STEP2CK 受験記① UW 1週目

はじめに

2023年11月にSTEP1をPassし、1年以上の月日が経ってようやくSTEP2CKの受験にこぎつけたので、久しぶりにnoteを書きます。
長くなるのでいくつかのパートに分けようと思います。
ちなみに前回書いた記事もSTEP1受験者の参考になれば幸いです。


基本スペック

 勉強の記録を示す前に私の基本スペックをおさらいしておきます。
 ・学歴:地方国立大学医学部卒 受験時卒後9年目、基礎系大学院3年生
 ・留学:学生時代に米国の病院で1ヶ月のObservership
    (文字通り本当に見学、カンファも回診もニコニコしてたら終わってた)
 ・英語:日常会話に困るレベル
     英検 準2級(中学生)
     TOEIC 720点(大学1年生)→930点(大学院1年生)
     TOEFL-ITP 610点(大学院1年生)

2023年11月:勉強開始ー王道のUWorld

 STEP1の受験体験からUWorldへの絶大な信頼感を持っていたので、この時は迷わずUWorldを選択した。STEP1と基本的なUIなどは一緒なのでスムーズに勉強を開始できた。勉強は最初からランダムではなく、SurgeryやPediatricsなど分野ごとに解くこととした。

※UWを使用する人はぜひ注意してほしいが、UWでは「Shelf review」と「STEP2CK review」が選択できる。問題の多くが重複しているのでそこまで影響はないが、本番でも出てくる論文を参照して解く問題やカルテ記載を見て解く問題は後者にしか出てこない。

2024年1月 UWorld 25%:正答率60%
 実験に論文、学会発表に追われ、およそ3か月かけてようやく1/4が終わる。正答率も今ひとつで、モチベーションはかなり下がっていた。そんな時、松浦先生のXでも紹介されていた小児科診療の雑誌を読んで改めて気持ちを入れ直すことができた。さらに同級生からECFMG取得要件を満たした連絡をもらい、さらに気持ちは高まる。

2024年2月 UWorld 50%:正答率63%

 そんなこんなで実験の合間や食事中なども勉強するようになり、1か月で全体の半分まで解き進めた。なぜか正答率は上昇傾向に。このペースでいけば年内に受けられそうだなと思い、まずは4月末までにUWを解き切ることを目指した。

2024年4月 UWorld 100%: 正答率 66%

 目標通り4月末までにUWorldを解き終えた。問題の傾向や出題範囲を大まかに掴むことができたように思う。この時点でAMBOSSで無料のSTEP2CK self assessmentが公開されていたので実施してみることにした。

2024年4月 模試1  AMBOSS self assessment:230

 結果は230点と今ひとつではあったが、合格点は超えていたので一安心した。
一方でSTEP1と違って時間にかなり余裕がないことがわかった。ここは問題量による慣れでカバーするしかないと思ったので、UWは間違えた問題を正答率100%にするまで解き続けることにした。

2024年7月 模試2 NBME Form 12: 248

 かなり点数が伸びたので驚いた。Pedsはマッチングの統計をみてもそこまで高い点数は求められていないので、本番で240くらい獲れればいいだろうと思っていた。この模試は9月くらいに受験しようと思えるくらい満足な結果だった。
 ところがこの後に、かねてよりロールモデルとし、一度お話を聞かせていただきたいと思っていた先生と繋がることができた。Zoomで経験されてきたことを伺い、モチベーションは爆発的に上がった。他にも何人かの先生とお話をして、STEP1のスコア廃止、OET導入などを踏まえるとSTEP2CKで高得点を獲ることがマッチングの上で重要な戦略になることがより明確となった。
 ここで目標を250-260点に設定し、模試で結果が出れば受験日を決めることにし、UWは一度リセットし2周目へ突入した。

まとめ

勉強を開始してから早くも8か月が経過した。当初9月ごろの受験を目標としていたが、年内に受けれるかどうか怪しくなってきた。
次回はUW2周目、そして次の一手をどうするかについて触れていきたいと思います。


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