ニートの家計簿 4/11 男の勘
「ニートちゃん、他の男の人とヤったでしょ?」
と聞かれた時のベストアンサーを探しております。こんばんは。エリートニートです。
女性は中の形が変わるらしく、それに彼氏が気が付いて浮気がバレる。
というのがあるみたいですね。
『してないよ。あなただけ。』
と言うのは白々しいし、
『なんで?』
と聞くのは自爆しているし、
やっぱりここは
『…/////じ、自分でしてたの!!!』
と言って少し拗ねるのがベストアンサーなのではないかと気が付いてしまったわたくし。
さすがエリートニート。
天才か?
写真は麻布十番の“あべちゃん”
昨晩はこちらに飲みに。
シロとハツ。誰がまた美味い。一つ一つが大きくて食べ応えのある串だ。
甘辛いタレ。
甘辛くない現実。
朝に元恋人に、彼以外のセックスの有無を聞かれ、ベストアンサーを答えたつもりのわたくし。
「いや、ニートちゃん俺以外とヤったんだよね。隠さなくていいから。」と言う彼。
いいじゃないか。別れているのだから問題ないだろうに。しかし、ここでの正解は、彼と別れてからセックスしていないと主張すること。なぜならば、いざという時のために宿が必要だからだ。一途なことをアピールして、心のどこかで“まだこいつ俺のこと好きなんだな”と思わせる必要がある。そう思わせておくことにより、気軽に家に上げてくれる。
彼は元恋人のわたくしに頼られて優越感に浸れる。
わたくしは暖かい寝床に就ける。
ウィンウィン。
ニートとして誇り高く生きていくために、わたくしの行動エリアに寝床を一つでも多く確保したい。その一心でわたくしは純情ぶるのだ。
『そんなこと言って、本当は○○さんに心当たりがあるんでしょ。そんなこと言われて悲しい。』
『私なんて○○さんと別れたショックで、エステに行ったりネイル変えたり美容院行ったり昼から赤羽で飲んでみたり、全然心穏やかじゃなかった…』
「……俺と別れて、ニートちゃんめっちゃ充実してるね。」
話の本筋をズラしたところで試合終了。
今後、元恋人の家にお邪魔した際にはセックスは避けよう。そう心に決め、彼の家を後にし麻布十番へ繰り出すわたくし。
十番の“あべちゃん”の後に綺麗な街でバーをハシゴし、少しだけおすましした夜だった。
赤く火照った頬を外のつめたい空気で冷まし、頭も冷やす。
「ニートちゃん、他の男の人とヤったでしょ?」
このベストアンサーはあと30年は迷宮入りするだろう。
生きていると不思議なことがたくさん起こる。そう思わせてくれた元恋人に感謝しつつ昨日の清算を。
【2018 4/11】
出費
ドラッグストア…………¥591
飲み代…………………¥2,150
飲み代②………………¥12,000
タクシー代……………¥2,330
_____________________________
合計 ¥17,071
宿泊先とベストアンサー探検隊隊長、エリートニート。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?