ニートの家計簿 2018 4/4
夏みたいに暑い日の一昨日。
写真は京都「栖園」のかき氷。
季節ごとにメニューが変わる。
これは去年の8月の写真だが、一昨日の暑さについ、このかき氷が食べたくなった。
ミントのシロップをかけ、お好みで練乳をかける大きめのかき氷だ。この類の大きめのかき氷はどうも食べきれなくて、困ってしまうことが多い。例外ではなくこちらも少しだけ残してしまった気がする。
このかき氷の他に、暑くなると食べたくなるものがある。
子供の頃、7月の半ばになると近所の子供神輿に参加していた。途中の休憩でもらえるブルーのアイスが好きだった。
中学生になり、初めて彼氏が出来た。ブルーのアイスのような爽やかなサッカー部の副キャプテンの彼。毎日夜20時にメールを送ってくれるマメで優しい彼だった。
高校生になると、好きな音楽の幅が広がり、自由に電車で遠くに行けた。アルバイトで得られた僅かなお金が大人にさせてくれた。学校が終わると原宿の竹下通りでブルーのアイスを友達と食べながらはしゃいでいた。
大学生になり、大人の男性たちにチヤホヤされる為に季節を捨てた。好きとか嫌いとかではなく売上とNo.の為に季節を忘れた。授業中の講義の前に、ブルーのアイスを食べてる彼女を見て夏だと気が付いた。
それからというもの、ブルーのアイスを自分自身で食べる事は無くなっていた。社会人スタートと同時に副業を始め、そこにはもはや刺激など無かった。息が詰まった訳ではなく。必死に働き必死に浪費し浪費の大きさが生きる意味なのかとさえ思っていた。
一昨日はバカみたいに暑かった。白いワンピースを着た。ネギ星人と高円寺で待ち合わせをしていた。早めに着いたわたくしは、コーヒーを飲みながら窓の外を見つめていた。まだ夕方だと言うのに外は明るくぎらつく太陽。向かいのカラオケ屋のミラー張りに反射された太陽がわたくしに挑発してきた。
『ブルーのアイス食べたくない?』
わたくしはハッとしたが目線をアイスコーヒーに落とす。
『まだ早いわよ』
【2018 4/4】
収入……………………0円
出費
コーヒー代………………280円
スーパーお酒代………2,931円
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合計収入 …………−3,211円
ブルーのアイスとブルーノマーズはよく似てる。
エリートニート
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