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入江悠のミニシアター逍遥〜ヒューマントラストシネマ渋谷
こんにちは、入江悠です。映画『シュシュシュの娘』の監督・脚本・編集・製作などをしました。
映画『シュシュシュの娘』は、昨年2020年、コロナ禍の自粛要請などで苦境に陥った全国のミニシアターを応援したい、との思いから始まりました。
2021年になってもまだミニシアター(と全国の映画館)の大変さはつづいていますが、これから少しずついろんなミニシアターを回って、微力ながら各地の劇場の魅力をお伝えしていければと思っています。新作映画を楽しみつつ、ぶらぶら逍遥しながら。
「第1回〜ヒューマントラストシネマ渋谷」
今回、散歩してきたのは、渋谷からやや原宿よりにあるヒューマントラストシネマ渋谷。昔の宮下公園の向かいにあります。いきなり映画館の写真を撮り忘れてしまいましたが、次回からがんばって撮ってこようと思います。
この映画館が好きなのは、この2つ。
☆渋谷駅から歩く道が渋谷のわりに人通りが少ない
☆開放感あるビルの7Fにある
スクリーンの大きさや椅子のやわらかさなどについては、仲間たちとやっている映画メルマガで以前連載したので、本連載ではおもに「映画館の環境」についてつれづれなるままに書いていこうと思います。最近では配信で映画を観る人も増えたと思いますが、映画館の魅力はやっぱり「観るまでに歩く」ということ。配信を観るために100メートル歩く人はそんなに多くないと思いますが(大豪邸に住んでないかぎり)、映画館に行くにはドアToドアで余裕で1キロくらいは歩くはず。その道程もまた楽しさのひとつです。特に僕のように運動不足のおっさんにはとりわけ。
ビルの7Fにあるヒューマントラストシネマ渋谷には、エレベーターでぴゅーっといくこともできます。でも好みなのは、帰りにエスカレーターでゆっくり降りていくこと。観たばかりの映画について考えたり、誰かから連絡がきてないか携帯をチェックできたりします。映画という非日常からふわふわしながら現実へゆったり戻っていけます。
今回は記念すべき連載第一回なのに、映画館の写真を撮り忘れました。痛恨です。観た映画はハーモニー・コリン監督『ビーチ・バム』。やっぱりハーモニー・コリンはずっと僕らのアイドルだね!
【ヒューマントラストシネマ渋谷の思い出】・・・昔、深田晃司監督の『歓待』上映の時、トークイベントの対談相手として呼んでもらいました。なかなか普段は会わない映画監督同士、ミニシアターで語り合うのは嬉しいものです。