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入江悠のミニシアター逍遥Vol.7〜池袋シネマ・ロサ

こんにちは、入江悠です。
映画『シュシュシュの娘』の監督・脚本・編集・製作などをしました。

本作は、昨年2020年、コロナ禍の自粛要請などで苦境に陥った全国のミニシアターを応援したい、との思いから始まりました。

「第7回~池袋シネマ・ロサ」

僕の人生を変えてくれた映画館です。映画監督としての自分がいま、あるのは、シネマ・ロサのおかげ。

2000年代、何度も通った道。池袋西口から歩いていきます。

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いい感じの飲食街を抜けていくと、ロサ会館があります。

あれは2009年。『SRサイタマノラッパー』上映のとき、この道をSHO-GUNGのみんなやスタッフたちと、チラシを配りながら歩きました。お手製の看板も掲げて闊歩しました。もう、目をつぶっててもたどり着けます。

あれ、前からこんな看板だったかな? ロサはROSA。ローズですね。バラなのか? だからピンクの外観? 単館系の映画館は名前に個性があって、由来を調べると面白いです。

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ロサ会館、何度も来てますが、映画館以外に入ったことがないかもしれません。とても歴史がある建物。今度、別のフロアにもいってみよう。

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受付でチケットを買って、階段を登っていきます。(この日観た映画『アウシュビッツ・レポート』は2Fで上映でしたが、シネマ・ロサには地下一階のスクリーンもあります)。

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『シュシュシュの娘』のちくわパネルがありました。

昔からお世話になっているロサの矢川さんと写真をパチリ。

この日観た映画の音がこれまでとは違って、広がりや奥行きが豪華に聴こえたので、「スピーカー変えました?」と聞いたら「よくわかったね」とのこと。

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『シュシュシュの娘』は全国ミニシアターを映画の力で応援しようと活動しますが、こうして各劇場を訪ねて情報交換するのもそのひとつ。

お話をうかがうと、劇場ごとにコロナ下での課題がそれぞれ異なっていると感じます。去年は「みんなでがんばろう!」感がありましたが、今年は応援する側も大変になってきていて、映画館の苦境もそれぞれの成り立ちや立地によって違います。顔を合わせてお話をきくと、いろいろなことがわかります。『シュシュシュの娘』本公開8/21へと気持ちがシャキッとしました。もっと頑張らねば。やることいっぱいあるぞ。

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映画館の外にはたくさんのチラシ。『シュシュシュの娘』はなかなかすごい2作に挟まれています。他の映画も「へええ〜」と一緒に観られるのが映画館の楽しいところ。最近、減ってきちゃいましたが TSUTAYAの棚とかもそうでしたね。

【池袋シネマ・ロサの思い出】・・・「映画を観客の方々に観てもらうこと」というのを教えてもらったのがこの映画館でした。それは今の自分の背骨になっています。メジャー映画を撮っても、インディペンデント映画を撮っても、映画が撮れなくなったとしても、いつでも帰ってくるのは、ここ。

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映画『シュシュシュの娘』
8月21日(土)全国ミニシアター公開

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