小学生の国語学習について・後編
読解の速さと正確さはトレードオフの関係にあるといえます。
トレードオフの関係にある
速さと正確さを高めるために大切なのが
漢字などの語彙や、理科や社会の知識です。
秀進アカデミーでは、
ESコース、EXコースの小学生とも、
読解の教材として「読解はかせ」というテキストを使用しています。
この読解はかせは、
理科や社会の知識を楽しみながら身につけ
楽しく読解演習ができるように文章の難易度が調整されています。
その上で、
読み解きの際の基本的な「お約束」がしっかりと身に着くように、
「お約束」が、答え方探検隊の『読解の公式』としてまとめられています。
その他、読解の速さと正確さに重要なのが
「一時的に記憶に留めて処理をする能力」であるワーキングメモリーです。
このワーキングメモリーが小さいと、
「内容を理解する+問題が何を聞いているか、どう答えるかを理解する
+解答を書く」を合わせて行わなければいけないため、
ややもするとパンクして、
解答が明後日の方に行ってしまいます。
そのため、小学生たちは、いろいろな種類のパズルにも取り組んでいます。
ワーキングメモリを鍛えるには、柔軟性がポイントになるからです。
そのほか、EXコースでは、読解の三つの柱である
「因果関係」「具体・抽象の関係」「対比の関係」の理解を深めるために
ふくしま式を使って、読解の学習を進めています。
短い文で三つの柱の学習ができるテキストです。
こうした学習を通して、
小学生のうちに楽しく取り組みながら、
文章を読み解く力を身につけていってほしいと考えています。
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