初めての子宮頸がん検診で、卵巣嚢腫が見つかった話。
受診のきっかけ
フリーランス故、実は健康診断がかなりご無沙汰。
比較的丈夫な方だけど、わたしの身体最近どうなってんのかな…と思いながら、行動に移せていなかった。
そんなタイミングで夏クールの月9『海のはじまり』をみた。
主人公の元恋人水季は、子宮頸がんで若くに亡くなった。
わたしは脚本家の生方先生のファンなんだけど、ドラマが始まるときのインタビューでこうおっしゃっていた。
このドラマで伝えたいことは2つ
・がん検診に行ってほしいということ
・避妊具の避妊率は100%ではないということ
そして、終わってからのインタビューでも
・子宮頸がんについて、検診について、ワクチンについて、自ら情報を調べるきっかけになってほしい
とおっしゃっていた。
助産師や看護師の経験がある生方さんが言うなら…と、いつも市から届く検診のクーポンハガキをはじめてちゃんと読んでみた。
というのも、今まではハガキが届いても、「30歳になってからでいいと思うけど…」って母が言っていたから、そういうものなのかぁとその辺に放置していた。
調べると、性交経験がない人は罹患率がめちゃくちゃ低いみたい。
母がそう言ってた頃はわたし彼氏いなかったもんな。
でもとにかくドラマをきっかけに「よし、検診受けてみよう!」と、勢いで初めて婦人科の予約をした。
前日に突然不安になってきて、どんな感じの検診なのかみんなの声を調べてみた。そりゃあ中に何か突っ込まれるんだろなあとは覚悟してたけど、ツイッターでリアルタイムの声を見て衝撃を受けたのは、どうやら痛いらしいってこと!
検診ってただ行って身を任せて楽に帰るだけだと思っていたのに、そんなに痛いの…?
急に嫌になってきた(笑)
でも予約してしまったからにはもう行くしかない!
予想外の展開。
翌日、朝から近所の病院へ。
人気の病院だから妊婦さんやちっちゃい子や高齢の方まで人がいっぱい。
初めての産婦人科、落ち着かないまま問診票を書く。
すると、子宮頸がん予防ワクチンを受けたことがあるかどうか書く欄があった。
無いかな?と思ったけど、一応母に確認のラインをしたら、わたし、高校時代に3回も打っていた。まじで!?
母が言うには、その後副作用のことが騒がれだしたから、妹のときにはやめておいたと。
改めて、わたしは自分が何のワクチンを受けているとか何にも把握してないな、と反省。
母がしっかりしてるから大丈夫だろと思って、確認したことないもんな。
さて、診察室に呼ばれた。このタイミングで、「追加料金はかかるけれど、子宮や卵巣に異常が無いか調べるために超音波検査もどうですか?」と勧められた。
ついでだしやってもらお〜と軽くOKした。
この選択が、今日の結果を大きく変えることに!
いよいよ例の台がある部屋に通された。
ショーツを脱いで台に上がってくださいと言われる。
これは覚悟の上だからすんなり従えた。
早速診察台が自動で動き出し、上半分はカーテンがしてあるけど、予想通り足パッカーンの状態に。
この状態でカーテンの向こう側の看護師さんが
「先生、(この方が)〇〇さんです」
って紹介してて恥ずかしすぎるwwww
そして早速何かを突っ込まれてびっくり。
手か機械かどうかもわからん、とにかく違和感。
びっくりはしたんだけど、あれ、
全然痛くない!
もしかして、上手な先生だったのかな?
でも次に出てきた言葉で急に青ざめることに。
卵巣が腫れてるかもしれないですね…
え〜〜〜〜〜〜!??!
子宮じゃなくて、まさかの卵巣!?
超音波検査もしたからわかったのかな。
そして何より、卵巣が腫れてたら、何がどうなるんだ!?
わからなさすぎて、先生にそう言われた後もリアクションがまったくできなかった。
その後も何度かぐりぐりされて、診察台が自動で元の位置に戻った。
なんと、もう終わりだ!
痛さはまったく大丈夫だったけど、卵巣のことが不安すぎる。
診察後すぐネットで調べたら、卵巣嚢種ってのがあるみたい。
若い人もなるみたいだし、良性なものが多いとか。
そのあと先生からお話を聞いたけど、やはりそういうことみたい。
脂肪や髪の毛(髪の毛!?)が溜まっているとかあるらしい。
でも超音波検査だけでは詳しくはわからないから、念のため大きい病院でMRIを取ってくださいとのこと。
紹介状を書いてもらうことに。
自分の身体に異常があるって、結構不安になるもんだね。
前日は痛いかもしれないって聞いて検診を予約したことを後悔してたけど、どう考えても受けてみてよかった。
この日の補足としては、家に帰ってからトイレに行くと、噂の通り確かに結構血がついてた。
生理の始まりかけとか終わりかけぐらい。
わたしはおりものシート使ってるからギリ無事だったって感じ。
受ける方は、そのつもりして行ったほうがいいかも…!
ちなみに子宮頸がん検診の方は、後日結果が郵送で来て、異常なしでした。
人生初MRI検査
さて後日、初MRIの日。
これまた服装とか気になってめっちゃ検索した。
金属が無ければいいみたい。
あと、メイクはコスメに金属含まれてるかもだからよくないって書かれててビビったから、眉毛だけにしといた。(後でわかったけど、わたしは下腹部の検査だから上半身関係なかった(笑))
受付で知ったけど、どうやら結果は今日わかるわけではないらしい。
検査は20〜25分ぐらいと説明を受けた。
部屋に入ると、金属探知機でチェックされた。
あの持ち手付きで、穴の空いた丸いところを身体に当てるやつ、初めて実物をみた(笑)
部屋に入って靴を脱ぎ、横になる。
お腹をベルトで固定されて、ヘッドフォンを渡された。
音が大きいかららしい。
なんかヒーリングミュージックが流れてた。
お腹をあまり動かしたくないので、浅めの呼吸でお願いしますって言われたのはちょっと焦った。できてたかな…?
事前に閉所が苦手かどうか聞かれる項目とかあったからどんなに狭いのかと思ったら、今回下腹部だけだから全然閉塞感はなかった。
それより問題は、音!音がうるさい!!!!
ヘッドフォンの音楽なんて何にも聞こえなくなるぐらいとにかく長い時間騒音が鳴ってた!
爆音のブザーみたいなのとか、工事現場みたいな轟音とか、立て続けに鳴り続けててびっくり。
これ閉所のこと聞くより、騒音のことを事前に覚悟させてほしかったな!?
苦手な人はびっくりするよきっと。
なんとかわたしは正気を保って、あんまり大きく呼吸しないように25分ほど耐えられた。
そこからはもう帰るだけだったんだけど、もひとつ驚いたのが、支払い金額。
7000円ぐらいしてびっくりした😇
推しには簡単に払えるのにね。
自分に対してこの金額を高いと思うのやめたほうがいいな(笑)
この日はこれだけで終了。
一週間後、また元の病院に結果を聞きに行くことに。
手術をすすめられる。
やっぱり最初の予想通り、卵巣に嚢胞が出来ていて、脂肪・髪の毛・歯・骨などが溜まっているんだと。
卵巣嚢腫の中でも、成熟嚢胞性奇形腫?っていうものらしい。
左の卵巣にかなり大きいものができてるから、ねじれて痛くなったりしないうちに手術した方がいいと言われた。
しゅ、手術………!!!??!
完全に取るんじゃなくて、その部分を切除するということらしい。
まじか。あっさり言われたな。また大きな病院に紹介状を書いてもらうことに。
帰りがけに、「検診しといてよかったね」って先生が言ってた。
診察室を出てからもあんまり実感がわかず、「手術かあ……これまた人生初だなあ……」とぼんやり思ったぐらい。
でもまさかこの件で手術を受けることになるとはほんとに思ってもみなかった。
家族に連絡したり、このnoteを書きながら、どれぐらい入院するんだろ、仕事どうしよう、と現実味を帯びてきてちょっと不安になってきた。
家族の方がショックを受けてた。
まあ手術と聞くとびっくりするよね。
ここから先は手術した後の自分がまたnoteを書いてくれると思うので、今日のところはここまでを残しておきます。
ほんとに、わたしみたいに生理痛もそんなに重くないし、自覚症状無しでもこういうことがあるから、まだ検診受けたことがない人、検診に少し抵抗ある人も、思い切って受けてみたらいいと思う。
わたしの場合子宮頸がん検診で卵巣のことが見つかったからイレギュラーではあるけれど、身体のこと知っといて損はないから、婦人科に馴染みがない人も検診に行ってみてほしいな。
とにかく生方さん、あなたはほんとに同世代の女性の意識を変えることに成功してますよって大声で言いたい。
彼氏と別れたり、親が倒れたり、今年はほんと色々あった。
けど、こうやって自分のことに時間使おうと思ったり、健康に気をつかうようになれたのは、それらの出来事のおかげでもあったりする。
だから全部に意味があるんだろうなとポジティブに考えることにする!
今年中に終わるかなあ。