お金について
本日のテーマは “お金について”です。
日本人は関係が近い人ほどお金の話をしない傾向にあります。それは、かの有名な武士道から来ているという説がありますが、筆者もそのように思います。
友人同士の会話でなかなかお金の話なんて出ないのではないでしょうか?
そうすると世間話に話題が出ないので、情報が薄くなってしまいます。本人の金銭感覚や資産運用や投資など、常識レベルがどこにあるのかわからず、是非の判断が個人に委ねられるため、実は偏食のような状態になっていると想定されます。
少し前ですが、以下のようなニュースが話題となりました。
■「老後資金2,000万円問題」の裏に隠された、本当に大切なこととは
皆さん、貯金していますか?
そして、いくら貯蓄することが妥当だと思いますか?
これに国から具体的な数字が出たのが2,000万円でした。すごいですよね。
何がすごいかというと、具体的な数字、というところがです。
お仕事をしていて、具体的な数字を出すことがいかにリスクがあるのか、会社員である皆さんは身にしみていると思います。
そして我々は自分を守るために、「前提条件」をつけまくります。
世の中、本当に何が起こるかわかりません。貨幣価値なんて信用できません。我々の親世代は月給2万円とか4万円とかそういう時代だったので、2,000万円が今の価値の50万円くらいになってしまうこともありえます。実物通貨の時代も変わりそうですしね。
一年経つと、かなりいろんな環境を変えることができます。イギリスもEUから抜けちゃえます。誰も想定していなかったコロナで世の中が変わったりもします。
筆者は30歳で小さいベンチャーに転職をして、自分の貯蓄が毎月減っていく怖さを知っています。
人一倍お金について、情報収集したり、考えてきた方なので、食っていくレベルは理解しているつもりです。
これは筆者の持論ですが、貯蓄という概念よりも「収入がなくなること」が最も大きなリスクだと考えています。
40代になって自然と60代を意識するようになってきましたが、そういうタイミングで一度、老後というものを想像してみたほうがよいと思います。
筆者は外資に勤めているイチサラリーマンなので、この勤務が世間一般よりもはやく終了することになるだろうと考えています。
再雇用なんて望めません。無職になった後もなんとか食っていかなくてはなりません。
そのために食っていくためのスキルを身につけるか、勤務収入とは別の収入源を確保するか、大きく2つに分かれます。
是非、みなさんも老後の想像と情報収集をしてみてください。
オリエンタルラジオの中田敦彦さんがやっている「Youtube大学」も、概念形成にはオススメです。
上記、2,000万円問題も我々一般人がお金に対するリテラシーを向上させるキッカケとして一役買っているのであれば、国の勝ちですね。
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