手を振っていたおじさん
かくいう私もおじさんですが、
おじさんがおじさんにおじさんて言うのはいかがなものかどうか
私にはわかりません
そのおじさんは私よりも年が上に見えました
お爺さんの少し手前って感じ
遠目にそのように見えたおじさんは私に向かって微笑みながら手を振っていた
近所のスーパーに買い物に行く途中だった
我が家の近隣スーパーは2軒ある
駅前のスーパーに行くには坂を登らなければならないが
もう1軒のスーパーに行く道は平坦だ
距離もやや同じくらいなので
私はそのもう1軒のスーパーに行くことが多い
その道すがら
4階建ての集合住宅の3階にそのおじさんはいた
玄関ドアの前の通路から私に向かって
「お~い」
と声を上げて
にこにこ顔で手を振っていた
時刻は昼間の午後2時くらいだった
私の周囲には誰もいないし
私を飛び越したおじさんの視線の先の誰かに手を振っているのかとも思ったが
あまりキョロキョロするのも何なので
「お~い」
と私も歩きながら手を振り返した
何だかわからないが私に向かって手を振ってくれているようにしか見えない
そのおじさんは私にとって赤の他人だ
身に覚えが全くない
私は手を振り返しながらスーパーへの道をそれなりのスピードで歩いた
おじさんはずっと手を振ってにこにこしている
私以外の人間に手を振っていたようには今でも思えない
そのおじさんが私に向かって手を振ってくれていたのはその一度だけだ
いつものスーパーに買物に行く時にその集合住宅の前を通ると
またそのおじさんが手を振っているのではないかと気になるようになった
どうしてだろうな
またしてもその理由のわからない私なのであった
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かねてよりの私の嗜好品でありますお菓子ですがいまだに安売り継続中です
なのでいまだに買って食べております(^-^)/美味しいから満足です^^)v