運命の分かれ道
運命の分かれ道
先日、息子2が 無事 二歳の誕生日を迎えました。
『Terrible Two』??
三月末日産まれですが、本当の、予定日は四月末でした。
四月産まれ予定が、三月になる…これは大きな違いです。 もっと言うなら、予定日 より少し遅れて、ゴールデンウィーク辺り産むことになるだろうと 勝手に想定していました。
五月が、四月になろうが、十月が、九月になろうが、たいして変わらない、そんなのはどっちだっていい、星座が変わるくらいだ。
しかし!三月と四月では違います!。
ここは学年と、それに伴う 学友の出会いと、受験年齢が変わります。
ある意味 運命が変わります…。
二年前の事、まだ全く 産む気も、気配もない私は、春の 花見の予定をいくつもたて、友達と会う約束をし、出産までのラストを、余す事なく過ごそうと忙しくしていました。
そんな三月末日、朝から お腹がちくちくと痛みます。とは言え、休み休みの腹痛でしたし、(それが陣痛だろ。)
何せ予定日は、まだ一ヶ月も先だし、まだ1歳半の息子1の世話もあるしで、とくに気にしてませんでした。 正確に言うと、気にしている 場合ではなかったのです。
休み休み、家事をこなし、なんなら渋谷へ用事を済ませに出向き、、、この辺りは、結構きつかったけれど、無事に帰宅して、早々に 就寝しました。
が、しかし夜中、出血があり そのまま急いで 産院へ向かいました。少しドキドキしながら、受診をしました。
すると、子宮口が、すでに5センチ開いているとの事。
驚くわたし…。そんなに開いているの!っつうか、そんなに簡単に開くものなの!?。
初産と、経産婦の違いを感じます。
私・『えぇ…と、その子宮口は 少し戻せないんですかね?。少しくらい閉じます?』
医師・『も、も戻せませんよ!(何言ってんだこの人は)
もう 次に、家へ帰る時は、赤ちゃんと一緒ですよ。』
私・『えぇ! 本当ですか⁈。わたし、もう 産むんですか?。まだ三月ですよ!。そしたら、先生このまま この状態を4~5日キープとか出来ません…よね?。え?』
医師・『出来ませんよ…。』
4月2日生まれならと思ったが…あぁ、花見どころじゃないな…
学年が、変わってしまうのかぁ…。
息子1の一つ違いの学年になるのか…
ってことは年子!!??
年子だけは嫌だったのに・涙
卒業式、入学式、受験とか 連続か…
なにかが、大きく変わっちゃう気がするなぁ…
なんて、産院の天井を見ながら ぼんやり考えてました。
これも、経産婦の余裕でしょうか。
神聖な出産に、雑念ばかりです。本来なら無事、産まれてくれたら、もう何月何日でも 良い話なんですけど、思いは めぐります。
翌朝、するりと1時間くらいで出産しましたが、産まれた息子2は、とても小さく 肺がうまく膨らまなかったので、そのまま緊急搬送で、他院のNICUへ行きました。
次、お家に帰るときは、赤ちゃんと一緒のはずだったのにな。。。
その後、先に退院した私は、授乳時間と思われるタイミングで、夜な夜な 搾乳機で搾乳をし、冷凍保存して、昼間は、搬送先の病院へ 行き、哺乳瓶で授乳をしました。
数mlの母乳を飲むのに、何分もかかりました。
保育器越しに見る赤ちゃんは、小さくて、少し遠くて、何とも言えぬ気持ちの毎日でした。
会えない時間は、息子1と共に寂しさを紛らわしました。
その間に
経産婦の余裕と、気のゆるみを、反省し
同じ出産など、無いし、産まれてくる子だって
兄弟が同性だったとしても、一人一人 違うんだと、身が引き締まり、初心で育児をスタートしたのでした。
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という、突然の出産のあの日から、二年。
しかし、もう10年位、一緒にいるような、
気もする 濃い毎日でした。
小さく産まれた息子2は、すくすくと育ち、平均身長を超す勢いで、大きく成長しています。
それにしても、4月1日 産まれと、4月2日産まれは先輩、後輩で 違うなんて、そんな境い目の日 不思議です。
最近 悪戯 ばかり。 それでも、元気な事に感謝。