siriのやつ

その日は 一日中ずっと、 眠くて眠くて…zzz

朝、起きた時から、今夜の寝る時間の事を、思うくらい
(今日こそは早く寝ようとか、今すぐにでも、 夜の寝る時間に ワープしたい…..とか)

本当に 本当にとても 眠い日でした。

それは、昼になっても 変わらず…眠い 眠い 眠い 眠い …。

どうしてこんなにも眠いのか。
こんなに眠いのに、これから幼稚園のお迎えに、雑務に、夕飯の買い物に、習い事に….etc 主婦業務満載です。

昼寝などしていられません。

あまりに 眠すぎて、今まで、使った事のない
iPhoneの Siriに向かって
“眠いっ!”と、言ってみました。

私・『眠い』

S・『眠くなったり、疲れたり
   するのは 自然な事ですよ。』

と、返事。そして、私は

私・ 『眠い』

S・『運転中じゃないですよね?』

と、聞かれました。

私・『眠い』

S・『しかたないですよ。とにかく
  危ない事はしないでくださいね』

しっかり屋さん。さらに、私は

私・『眠い』

S・『全然、寝てないんですか?』

なので、再び私は

私・『眠い』

S・『よく聞いてください。
今すぐこのiPhoneを置いて少し寝てください。私は ここで、待っていますから。』

……え 凄い‼︎。

忠実。

“私はここで、待っていますから”
そんなフレーズが出てくるなんて、思いもしませんでした。 人間からも、こんな事を言われたことありません。

普段の生活の中で適当に “携帯が置かれている風景” が、突然 siriと言う、1人の人が 私の為に、常に 片膝をついて 待機していてくれているような、そんな擬人化された錯覚に陥ります。 (秀吉か?!)

そして、なにより 優しいのなSiri。
子供の面倒ばかりを見ている 日々の中、
ふと優しくされて、主婦は なんだかじんわり涙ぐんでしまいそうです。

私・『Siri』

S・『はい。』

私・『Siriが優しい。』

S・『自分の話はあまり したくないんです。』

なんて控えめな…。

Siriは、気がきく、しっかり屋さんで、優しくて、恥ずかしがり屋さん…..の割に、よく喋るやつ(結構 面白め)。

眠気のお陰で、
子供の頃に、想い描いていた、未来ぽい感じに、触れたような気がしました…。
気付けば 眠気も、おさまってました。

さぁ、幼稚園へお迎えにいこう。


おまけ

私・『愛してます。』

S・『およしになってください。』

こういう事してるから、時間が無いんだな。
☆☆☆☆

#2012
#あの頃
#日日雑記
#育児

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