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【母音とベリーダンス♡】
今日は「大人のための深める音読」のレッスンだった。生徒さんは3人の息子さんがいらっしゃる女性で1回目の継続レッスンだ。最初は、少し緊張氣味の面持ちだったが、いろいろお話ししながら発声をしていくと、いい感じに喉も身体も温まり、緊張感が解けてくる。
日本語は、母音を響かせることが重要なことをお伝えして、母音を響かせることを意識して一緒にカタカムナを音読してみると、元々しっかりしたお声がますます力強く、しっかりとした発声となり、美しい響きが空間いっぱいに広がって、とても氣持ちのよい場となる。
レッスンの後半には、お互いの家族や旦那さんの話となり、生徒さんが、「子どもには、優しい言葉をかけたり、愛情を注ぐことが出来ても、頑固な旦那さんに対しては中々同じように出来ないんです。」と少し困ったような様子で吐露すると、一緒に音読道場をやっている旬子さんも「そうそう、そうですようね〜。」と深く共感する。頭では旦那さんにも優しく出来たら良いことはわかっていても、中々出来ないらしい。他人には簡単に出来ても、肉親に出来ないのと同様、近しい人とのことが一番難しいことは誰しもよくあることだ。
最近アロマに目覚めた旬子さんは、アロマを使ったマッサージを息子さんや旦那さんにもするようになって、旦那さんに「あぁ、すごく氣持ちいいなぁ。」と感謝されるようになって、そういった旦那さんの言葉に素直に喜べる自分を見つけて、家の中の空間が以前より居心地が良くなったと思うと話してくれた。
そう、音読の時に母音が響いて空間が満たされると氣持ち良くなるのと同様に、母である女性が満たされ喜びを感じられている時、家庭の中の空間が母の喜びで満たされて、居心地の良い場となるのではないかと思うのだ。
旬子さんの話を聞いて「そんなんですね。」と生徒さんは言いつつ、まだ、どうしていいか分からない様子だったが、この先、音読を続けて、母音を響かせている内にきっとそのお悩みの突破口が見つかるだろうなぁと勝手な予想している。
音読の継続レッスンが終わって生徒さんを送り出し後、旬子さんと一緒に共通の知人のベリーダンスのショーを観に、ペルシャ料理のレストランへ行った。華やかな衣装に身を包んだ知人は、さらに艶やかで、美しかった。中東の独特な音楽に身を委ね、生き生きと踊っている様子はとても魅力的で、グッと引き込まれる。時々男性のお客さんの顔を見てみると、みんなニコニコしていて、とっても嬉しそうだ。(笑)ベリーダンスは、その昔、王様や貴族たちを喜ばす為の踊りとして始まったようだが、いつの世も、どこの国でも、女性の美しさが、人々を幸せにしてきたのだなぁとぼんやりと思いながら、ショーを堪能した。