上陽地区の魅力はやっぱり川でしょう
八女市上陽地区は星野川(矢部川水系・一級河川)が流れる山あいの集落です。星野川に流れこむ支流が複数あり、先人が築き残してきた石橋が支流を跨ぐかたちで数多く点在していて、いまでも現役で生活道として活躍してるんです。まさに先人の礎の上に生かされているといえるでしょう。その石橋の欄干から川辺を舞うホタルを眺めれば、「ホタルと石橋の里」というキャッチフレーズが思い起こされます。
かくいう自分も星野川で育ちました。大瀬橋や寄口橋の川辺で魚を探したり泳いだり飛び込んだり水切りしたり…夏休みはラジオ体操→虫取り→川遊びがルーティンだったように思います。大人になっても相変わらず川は流れていて、自分の子どもたちが遊ぶようになりました。
集落支援員としてやることは多岐にわたりますが、川とともにある暮らしをこれからも続けたい、というのが自分の根っこにある気がします。川はときに牙を向くこともありますが、恵まれた環境に感謝して上流下流のことも考えて豊かに暮らしたい。いち住民としてそう思うのでした。