地域のDX研修会を開催しました
国のデジタル田園都市国家構想という基本方針があり、それを地域に浸透させていくという流れがあります。
デジタル技術を使って生活や地域課題を改善していくという基本的方針には賛成です。通信インフラやスマホなどのハード面は随分普及してきました。インターネットの便利なサービスも無料やそれに近いかたちで利用できます。
とはいえ高齢化の進む地域でDX(=デジタルトランスフォーメーション)を推進していくには、リテラシー格差(=デジタルデバイド)の解消やどこにデジタルを適用するのか(=アプリケーション)などを地域も行政も一緒になって考えていく必要があります。
そういったDXの意図を理解し地域に浸透させていくため、 地域DX研修会を八女市集落支援員で企画・開催しました。八女市の地域おこし協力隊・集落支援員・生活支援コーディネーター・行政担当職員に呼びかけ、総勢30名程度。地域と行政のハブ的な役割を担う人たちです。
前半は座学。
国のデジタル田園都市国家構想、八女市のDXの取組みについて。
後半はグループワーク。
初対面の人がほとんどなので、まずはアイスブレイク兼ねた自己紹介をしてもらいます。
そのあとデジタル云々という意識をいったん忘れて、地域の困りごとを参加者それぞれの立場や視点から考えてもらいます。
それからグループ意見を全体で共有し、次は出てきた困りごとについてDX視点でのアイデア出し。
途中からはみんなが真剣に取り組んでくれたおかげでこちらも安心できたし、場の雰囲気を見ながらアドリブで構成を変える余裕も出るくらい研修会を楽しめた。交流会も個々人とつながって建設的だった。
集落支援員が企画・調整・準備・当日運営と、各地区の地域活動があるなかで役割をしっかり担ってくれ、行政の担当者もしっかり縁の下で支えてくれた。地域おこし協力隊も生活支援コーディネーターも地域をつなぐ仲間として一緒に場を作ってくれて、裏テーマのハブ的人材交流も狙いどおり。ここまで充実した研修会になるとは思ってなかった。これじゃ行政担当者Sさんの思惑どおりじゃないか。なんかちょっと悔しい。
まずはほっとした。
さあ、これから。
次につなげよう。
おわり。
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