これって職業病!? 「むずむず脚症候群」と「カフェイン依存症」
皆さん、コーヒーは好きですか?
こんにちは、塚Bです。
今回は、コーヒーを飲みすぎた私の経験談をご紹介します。
編集者とコーヒー
編集部を見てみると、たいがいの人がコーヒーを片手に仕事をしています。
机には、缶コーヒー、セブンコーヒー、どこぞの大手チェーン店のコーヒーカップなどがずらりと並び、なかにはカフェイン量の多さを誇る飲料を飲んでいる者も。
私自身、朝起きたらまずコーヒーをドリップし、朝食時に飲み、さらには水筒に2・3杯分つめて会社へ持参。
水分補給は基本コーヒーで、休日にはビールジョッキにコーヒーを注ぎのんびり飲む、というのが習慣になっていました。
最初の異変
ところで、皆さんは「むずむず脚症候群」というのをご存知でしょうか?
これは、「わかる人にはわかる」話になるのですが、特に寝ているときに、足裏やふくらはぎが、くすぐられているような、何か虫が這っているような、どうにもこうにも「ムズムズ」する症状です。
私は高校生くらいからその感覚があったのですが、40歳が近づくころに、これが悪化。
特に寝ようとすると、足が「ムズムズッ」となり起きてしまう。
それからどんどん悪化し、ついには全身がビリビリと痙攣するほどに。
せっかく寝入っても、ビリっときて飛び起きてしまう。
「これはストレスが原因では?」
と考えた私は、心療内科へ行きました。
医師の診断は……!
「とにかく、むずむず脚がひどくて眠れないんです」
と心療内科の先生に訴え、医師が最初に言った言葉は、
「コーヒー飲んでます?」
というもの。
「え? はい、めっちゃ飲みます」
と答えると、
「それが原因ですね」
とのこと。
なんでも、コーヒーには覚醒、興奮作用がある。
これを摂りすぎると、夜になって寝ようとしても、セロトニンやらドーパミンやらの分泌が云々かんぬんで、交感神経と副交感神経の切り替えがどうのこうの……で、痙攣する
のだそう。
そして私は典型的な「カフェイン依存症」とのことでした。
とにかくは、痙攣を抑える薬を処方してもらい、「カフェイン絶ち」をすることになりました。
カフェインは、絶てるのか……⁉
はっきり言って、カフェイン絶ちはめっちゃくちゃつらいです!
私はかつてアルコール絶ちをし、2年ほど一滴もアルコールを口にしなかったことがあります。
が、カフェイン絶ちはそれよりはるかにつらい!
まず、コーヒーを飲まないと、元気が出ない!
そして、カフェインを絶つと、飲み物の選択肢が驚くほど少なくなる!
コーヒーはもちろん、緑茶も紅茶もNGなのです。
さらに、街を歩けば、恐ろしいほどコーヒーだらけであることに驚きます。
あまりのつらさに早々に断念。
しかし私を診た医者によると
「コーヒーは、合法の覚せい剤のようなものです。ではなぜ一方は合法、一方は違法かというと、覚せい剤は一度その快楽を脳が覚えると、依存状態が一生続いてしまう。これに対してカフェイン依存は、二週間程度絶つだけで、ほとんど抜くことができるのです」
とのこと。
そうか……と気持ちを新たにカフェイン絶ちを決意。
私の場合は2週間ではダメで、一ヵ月以上、完全にカフェインを絶ちました。
おかげ様で、すっかり痙攣は治まりました。
カフェイン絶ち。
依存度が強い人によっては、頭痛や吐き気に苦しむ人もいるそうです。
幸い、私の場合はそこまでではありませんでしたが、皆さんも、コーヒーの飲みすぎ、カフェインの摂りすぎには、ご注意ください。
(写真・文=塚B)
本づくりの舞台裏、コチラでも発信しています!