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馬のように、広い目と耳を持って|人生百貨店の裏側

2022年のクリスマスからはじめたラジオ(Podcast)「人生百貨店」も
気づけば2年になろうとしています。

続けよう、続けたいと思ってはじめたわけではなくて、「最近関わりのなかった友人と話したいな、ずっと気になっていたあの人は今何を考えているのだろう」という、人好きなのが長続きしている要因なのかもしれません。


ここ最近、ゲストの方に「いい質問ですね」とか、「普段聴く側なので、話す側になって自分がこう考えているんだと気づけました」と言っていただくことがあります。バーのマスター(聴き手)としては、嬉しい言葉です。


今回はそのことを少しだけ深ぼっていこうかと。

島根・益田時代に、企業の経営者クラスや採用担当、若手の方の話を聞いて記事にするのを50本近くやっていました。当時は、インタビューすることも、記事に書くこともしたことがなかったので、お気に入りの雑誌(ソトコトとかTURNS、Greenzなど)を読みながら自分なりの形を探ったように記憶しています。文字起こしだけで7~8時間かかったこともあるし、字数が5,000字近くなって、どこを削ればいいんだ…!と悩んだこともあります。

記事だと、読みやすい文字数というのもあって、脱線しているけどその人らしいなってことも、記事の軸から外れていると、大胆にカットすることもしばしば。ラジオでも話してますが、脱線した雑談にその人らしさが凝縮されていたり、思い悩む同世代へのヒントになったりするような気がするので、ぼくは音声で残していくことが自分に合っていると思ってます。


少し脱線しましたが、50本近い記事を書いた経験を経て、
自分が話を聞く上で大事にしていることにたどり着きました。

①「一つの見方ではなく、別の見方をしてみる(決めつけない)」
馬のような広い視野を持って、出来るだけ多くの人を想像しながら聞く

②「話し手が気持ちよく話せるように、ボールを投げ、ひたすらに聞く」
馬の耳って、人が聞き取れない音も拾えちゃうみたい。そんな感じで、ボソッと言った一言がその人にとって大切なものかもしれないから拾ってあげる。そして、動きながらではなく、立ち止まってひたすらに聞く。


話し手が焦らないように、そして自分自身が発する言葉を短時間でチェックするために、日常会話よりも意識的にスピードを遅くして話したり、相槌を見える形でしたりと、音声しか残らない中でも、自分なりの工夫はしているなと、まとめながら気付きました。


ということで、次回が第90夜になります。

数字のためにやってきたわけでは全くありませんが、なんとなく数字上では節目の夜にもなるので、そういった入り口で聴いていただけたら嬉しいですし、それを抜きにしても手応えのある夜になっているので、よろしければぜひ。どの回(夜)がオススメかと言われても、どのゲストの夜も自分にとっては等しく素敵な夜、時間だと思っているので、力を入れて書いている放送の概要欄やタイトルを見て、選んでもらえたらと思います。


▼最新夜(第89夜)はこちら
タイトル長いけど、伝えたいことなので、お許しください。



第100夜は、リスナーの方のリクエストとか投票で、この人の話が聞きたい…!を募って決める形でも面白そう。自分ひとりで話すよりも、誰かと話す夜にしたいな。番組のフォローもお願いします◎



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