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Daily Life Essay「あじわい亭」 ~3品目~
Daily Life Essay「あじわい亭」
感じていたことを伝えられなかったこと、ずっと自分の中で心にひっかかっていたことや感情、はじめて食べたご飯のような新たな気づき、覚えておきたいこと。週替わりでメニューが変わる幕の内弁当のように、いろんなエピソードが詰まった、日常を味わうエッセイマガジン。
それがDaily Life Essay(日常のエッセイ)「あじわい亭」です。
人生29ラウンド目のゴング
3月8日で28歳になりました。
昔は「今日誕生日…!」と周りの友だちに言っていたり、帰りの会で先生が「今日は〇〇くんの誕生日です」と言わなかったときに先生にツッコんだりした思い出があるけど、今は近況を兼ねた事後報告が多くなった気がしますす。
誕生日は、何にせよすごくいいキッカケだと思う。
久しぶりに旧友に連絡を取る口実にもなるし、ご飯に行く誘い文句、感謝の気持ちを込めたプレゼントを送ったり、あるいは誕生日を迎えるからケーキを作ってほしいとか、自分へのご褒美として普段行かないお店に行ったりとか。
ちなみに、今年は小中高の同い年のパティシエの友人に「ケーキ作ってくれたりする…?」と約7年ぶりくらいに連絡を取ったり、いつもお世話になっている理髪店からお花が届いたり、通っているカレー屋のスタッフさんからサプライズでお祝いいただいたり。他にも、直接オンラインギフトを贈ってくれたり、温かいメッセージを全国各地からいただいて、改めてこれまで出会えたこと、今も変わらぬ関わりがあることにとても嬉しくなる瞬間だった。
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ブルーベリーチーズケーキの層が。
いちごとブルーベリーのケーキ界では王道マッチング、
甘ったるいかなと心配になりながら食べ進めると、
甘すぎない味でフォークの手が止まらない。
このケーキには緑茶も紅茶もコーヒーも合う。
作り手の顔が分かるからこそ、
どんなことを考えながら作っていたのか気になってしまう。
年々、誕生日を迎えるたびに、誰かの誕生日を祝うこと、逆に誰かに祝われることってすごく嬉しいなと思うんです。もちろん年を重ねる怖さ、終わりに向かっている事実もあるけれど、1年に1回、その人のことを思ってメッセージしたり、ギフトを贈ってくれる人のことを思うと、それだけで胸があったかくなる。だから、毎年変わらないけれど、感謝の気持ちを忘れずにいたい。
今週のエッセイのタイトル「人生29ラウンド目のゴング」は、
誕生日メッセージを贈ってくれた方のメッセージの中にあって、すごく出会えて嬉しい言葉。人生はドラマに例えられるけど、ボクシングだと28ラウンド目が終わって29ラウンド目のゴングが鳴り始めたということだ。
忘れてはいけないのは、もしかしたらこの29ラウンド目が最後になる可能性もあるということ。倒れても後悔が少ないように、30ラウンド目につなげるためにも日々研鑽をし、自分だけ得をすればいいという考えを解放して、自分のスタイルで毎日を戦う。それが30ラウンド目につながる、唯一の近道。
29ラウンド目を、いろんな方と盛り上げて創り上げていけたら。
どうぞよろしくお願いいたします。
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