お人好し撲滅運動

 突然ですが、人生には2択しかありません。モノ好きになるか、お人好しになるかです。お人好しとは、他の人が好きな人のことです。恋人のことではなく、博愛主義の人のことです。みんなのことが好きでみんなから嫌われない人です。
 おそらく本能的に社会動物である人類(昔いたホモ・サピエンス以外の人類も含む)は、この才能が生き残るうえで非常に有利に働きました。そのため、人に好かれる以上に人に嫌われないことをDNAが是と判断しました。
 人と話し、良好な関係を築くことが最も重要だったのです。それは過去100万年くらいそうでした。特に7万年前の認知革命から、人々は「噂」をする能力を身に着け、集団を拡大していきました。
 
 一方、モノ好きは、文字通りモノが好きな人のことです。人と話すよりなにかやっていたいと思ってしまう人たちです。
 モノ好きには友達がいません。モノが友達になります。それで幸せなの?と思うかもしれませんが、幸せとか不幸せとか考える隙も無いくらい打ち込みます。
 ありとあらゆる悩みを考える隙や、他者のことを考える隙も与えません。それがモノ好きです。

 突然ですが、今後の人類の課題はモノ好きを如何にして増やすかだと思います。なのでこの記事を読んだ皆さんはモノ好きになってください。クラスに一人はいる天才的なお人好し以外はモノ好きになってください。
 
 このことを如何に広めるかが、お人好し撲滅のために大切です。形を問わず、です。
 

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