【OW2】他責思考の大切さ

 OWを続けていく上で、一番大切なのは他責思考だと思います。これはおそらくOWに限らずすべてのチーム対戦ゲームに適応されると思います。
 他責思考とは、正しい理論を持って味方の立ち回りを批判することです。この記事は、他責思考が必要な理由、そしてやり方を解説します。

 一般に他責思考は成長を阻害し、社会では良くないこととされています。自責思考のほうが成長できる、などとビジネス本によく書いてあるのを見かけます。
 ですがそれらは正しくないので忘れましょう。本当に大切なのは状況を正しく判断すること、チームゲームであることを理解することです。
 と同時に自責思考が必要な場面があります。では、いつ必要なのか。まずは、自分が悪い確率は1/10であることを理解しましょう。
 自責でいることが大切な風潮には、同時に自責でいなければならないという強迫観念が裏に潜んでいます。
 その強迫観念を捨てるべきです。あなたが悪い確率は10%です。試合中9割は、敵か味方のミスで決着するということです。

 次に突然話が変わるのですが、作戦を持ってプレイすれば勝てるゲームであることを理解しましょう。
 これの体得に一番オススメなのが3v3マッチのプレイ経験です。もしくは余計な要素を排除して考える思考が身についている方。一言で言えばシンプルに考えられる人。

 作戦は私が勝手に体内言語でそう呼んでいるだけなので人によって言い方は様々です。作戦とは、ピック時にこちらのチームの強みと弱みを理解すること、そして毎ファイト前に確認する、敵の行動の予測とその対応を考えることです。
 意味が2つ有るので、一つずつ解説します。まず、ピック時における作戦とは、強みと弱みの理解です。例えば味方がファラマーシーだった時は、

強み:ポーク 
弱み:タンクが動きにくい
   もう一人のヒーラーが狙われること

 なので、インファイトは極力避けてファラにポークしてもらいつつ、もう一人のdpsはヒーラーを守るような立ち回りをしたり、タンクも被弾を少し少なくするなどの考え方ができます。
 これが作戦その1、ピック時に強みと弱みを理解することです。これは試合中もファイトの間などにピックが変更された場合もやります。

 そして作戦その2は、毎ファイト前に敵の行動を予測し、それに対応する行動をあらかじめ考えることです。
 例えば敵がウィンストントレーサーソンブラなどの構成だったら、味方ヒーラーの側でソンブラを待ったり、ウィンストンのダイブが来るまで待って、バブルを割って敵のスキルが無くなってから詰めよう、などと考えることです。
 ランクマッチで構成が完璧にシナジーすることは殆どありません。構成が良いと仕掛けることができます。がランクマはそうではありません。なので基本は受ける作戦になります。なのでどう受けるのか考えましょう。
 他にも、敵のウルト状況を読んで少し引き気味にしたり、特定のアビリティを取っておくなども作戦に入ります。

 こういう作戦の建て方については、シンプルに考える思考が大切です。

まずはウィンストンのバブルを割ろう。
まずはソンブラがヒーラーに絡むのを咎めよう。
まずはタンク撃とう。
敵のウルトを待とう。
味方のウルトを待とう。

 そしてこういうことを考えてプレイし始めると、味方がいかに下手にプレイしているかがわかります。
 それに対してムカついたりするのはチームゲームをプレイするうえで極めて普通のことです。それをやっちゃいけないことだ、と変に抑え込んだりすると楽しくなくなって続かないです。

 この記事で一番伝えたいことは、変な自責思考の過大評価によってOW人口が減っている可能性があるということです。

 自責思考を過大評価する風潮があるので他責思考を持ち上げましたが、いちばん重要なのは自然でいることです。真面目にプレイしてもチームのせいで負けるのがチーム対戦ゲームです。それに対して変に自責でいようとせず、味方が悪い時は味方が悪いと素直に思いましょう。

 これは私が長年苦しんできたことでもあるので、誰かがこの記事をきっかけに変な自責思考の過大評価を捨ててくれれば嬉しいです。
 
 

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