一年間働いてわかった、これがアメリカの大規模農業!日本の農業との違いとは?
こんにちは。シュンヤです。🍒
現在、研修先の農場ではアメリカンチェリーが収穫期を迎え、毎日2000人ほどのワーカーが朝5時から収穫を行っています。
僕自身はアメリカの農場で働き始めてから一年が経過し、ひと通り一年間の作業を経験することができました。
そこで今回は、一年間働いてみて感じたアメリカの大規模農業のことや研修中の農場について自分なりにまとめてみました。
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まずは農場について。
僕が研修をしている農場の広さは、
リンゴ 約10000acre (約4000ヘクタール)
チェリー 約4000acre (約1600ヘクタール)
合計 約14000acre(約5600ヘクタール)です。
ちなみに日本の農家の平均経営面積が約2ヘクタールなので、それとは比べものにならないほどの超大規模な果樹農園です。
とにかく広くいので、畑の中で迷子になることもよくあります。💧
こちらは農場の周辺マップ。農地の各ブロックごとには名前が付けられていて、「〇〇の畑へ行って!」と言われた時、すぐに場所がわかるように一度行った畑にはGoogle mapにピンを付けています。マップも翻訳もGoogleには大変お世話になっています。🙇♂️
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続いて、大規模農場で働く労働者の人数。
外で農作業をする人、トラクターの運転手、オフィスワーカー、パッキング工場で働く人など、全員合わせておよそ4000人❗️
一番忙しい収穫期にはメキシコやジャマイカから大勢の季節労働者がやってきて、町がとても賑やかになります。
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次は、アメリカの大規模農業について。
大規模農業の働く側としての特徴は、仕事がきっちり役割分担されているということ。
僕は農家といえば、栽培から販売まで一人でいろんな仕事をこなすというイメージがありました。
しかし大規模な農場では効率を重視するため、苗木の管理をする人、農薬を散布する人、マーケティングを行う人、トラクターの整備士など、会社のように専門分野ごとに仕事が分担されています。
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消費者側からの違いは、値段と品質。
日本ではお盆やお歳暮に、果物を人に贈る習慣があったり、農家は小さな規模で高い収入を得る必要があるため、品質向上のために果実1つ1つに袋をかけるなど、手間をかけて少量高品質な生産に取り組むことが多く、値段は高くなりますが、より見た目や味が良い高品質なものが消費者からも好まれています。
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一方でアメリカは、広大な土地を上手く利用するために、袋かけなどの細かい手作業はせず、大型トラクターを使ったり、ヘリコプターで農薬を散布したりなど、とにかく効率良く大量の農作物を生産し国内需要を賄っています。果物も値段が安く、デザートというよりはスナック感覚で食べられています。リンゴは日本のものよりひと回り小さく、見た目は色づきがまばらなものが多いですが、それでも意外と味はおいしい。
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日本とアメリカの農業の違いをまとめると
・規模の大きさ
・働く人の数
・仕事がマルチか分担されているか
・値段と品質、生産量
となりました。
さらに極端な言い方をすると、芸術品を作るかのような職人的な日本の農業と、広大な土地を効率良く利用する工業的なアメリカの農業というような違いがあることがわかりました。
今回まとめてみて、文化や環境が違うと農業の形もかなり変わってくるということが改めてわかりました。
ちなみに研修先の農場では果樹園だけでなく、畜産業やレストラン、ゴルフ場、宿泊施設なども経営しています。一年間働きましたが、とにかく広いので、まだまだわからないことだらけです。😅
農場について紹介されている動画があるのでよければこちらもチェックしてみてください!
https://www.youtube.com/watch?v=kiEsYmF7tYc&feature=share
長文になりましたが、読んでいただきありがとうございました😊
チェリーの収穫が落ち着いたらもう少し頻度を上げて更新していけたらと思います。
次回もお楽しみに!👋