GKコーチとGKスクール
自分は今、東京学芸大学蹴球部のGKコーチと
和魂サッカースクール(U9〜U12)のGKクラスの担当コーチ
という立場で、ゴールキーパーの指導に携わっています。
ゴールキーパーは基礎基本が大切
本当にこの通りで、柔道などの格闘技で受け身を徹底して練習するように、キャッチングや倒れ方の基本が身に付いていなければ即怪我に繋がる可能性もありますし何より上のレベルでチャレンジしたい選手にとって基本技術はなくてはならない物だと思っています。
しかし、自分の中でチームの中でのGKコーチとGKスクールでのコーチは少し違った考えがあります。
チームでの活動は、基本的に週に何度か指導できる(毎日教えられる事が理想的であり、常勤のGKコーチがいるチームは大体そうなっているでしょう)環境があり、毎回の練習でコーチが配球する事ができるし、練習の設定も出来ます。
それ故に基礎基本を固めるチャンスも多く、より複雑に道具を揃えて様々な刺激を入れる事も必要になってくるのが自分の考えです。
一方でGKスクールに関してはどうでしょうか。
基本的に「チームにGKコーチがいないから教わりたい!」「チーム練習にGK練習の時間がない!」という選手が集まっているのかなと思います。
その中で自分の場合はその選手達に週に1回しか指導の機会がありません。
自分は基礎基本の定着が容易でない事を痛感している為、その週一回の練習の中で基本を身につける事は難しいのかなと思っています。
その中で自分が取り組んだ事は「ゲームの中でのGK指導」です。
キーパーコーチがいなくても、チームのキーパー練習の時間がなくても、シュート練習でキーパーに入ったり、ゲームでキーパーをしたり、という時間は毎日のようにあるのかなと思っています。
特に小学生のキーパー練習は良い配球が必要不可欠ですから、週一回、キーパーコーチのもとでの練習でシュートを受けたり、基本を知ったりという時間は作ります。それも良い刺激になるからです。
しかし自分のメインは「基本をいつ使うか」です。
それがわかれば1人で構えやキャッチの形の練習もすると思いますし、何より毎日の練習で上手くなれるチャンスが増えると思うんです。
結局のところ、基礎基本は本当に大切です。
しかしそれを「いつ」使えるかを知る事の方が先で、最重要なのかなと思ったりもしています。
読んでくださりありがとうございました。
キーパーコーチの方々、ご意見ありましたらお聞かせ頂けたらとても嬉しいです!!
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