6回留学した僕が考える海外留学のメリットとデメリット
今まで何度かnoteでも書いたことがありますが、僕は過去に6回留学をしています。
それらの経験を元に留学情報を発信し始めてから既に10年以上が経ち、過去に留学相談に乗った数は1000人を超えます。
海外留学をきっかけに自分の人生の可能性が一気に広がったので、その魅力を1人でも多くの日本の人に伝えたくて留学情報を発信し始めました。
現在はStudyInという留学サービスの公式アンバサダーも務めています。
今回は海外留学に興味がある方向けに海外留学のメリットとデメリットを具体的にお伝えします。
メリット①語学力が伸びる
留学する人の多くの目的が、語学力を伸ばすことにあると思います。
「字幕なしで海外ドラマが観たい」や「外国人と英語で普通に会話がしたい、仕事に活かしたい」などがきっかけで留学を考える人が多いと思います。
海外留学中にしっかりと英語を勉強し、たくさんアウトプットすれば、海外で暮らすのに問題ないくらいの英語力をつけることができます。
海外で問題なく生活できるくらいになれば、基本的に外国人の人々といろいろと話ができますし、海外旅行中も英語が話せない人よりも何倍も楽しめます。仕事にも活かせますね。
ただ、よくある指摘のように留学しなくても英語力はつけられます(意志が強い人という条件はつきますが、、、)。
なので、僕が伝えたい留学の大きなメリットは次の項目から出てくる語学以外の部分にあります。
ここから重要なので、一つ一つみていきましょう!
メリット②外国人の友人ができる
海外に留学すると、別の国から来た留学生や地元の人々と交流することになります。
特に同じ学校に通う留学生仲間は毎日のように一緒にいることになるので、自然と友人が増えます。
友人ができるというのはそれ自体が人生を豊かにしてくれるものですが、さらに外国人の友人ができると交流する中で新たな発見がたくさんあります。
これは次の項目で詳しく書きますが、一緒に遊んでいるだけで発見がたくさんあるので、日本のことや常識とはなんだということをいろいろと考えさせられ、様々な意見や考えを知る良い機会となります。
また、彼らの存在は”世界を身近”にしてくれます。
海外に出る前は海外ニュースをみても自分たちとは関係ない世界の話だと思いがちですが、外国人の友人ができた後に友人が住んでいる国のニュースが流れると人ごとではないように感じます。事件が起きれば心配になるし、良いニュースが流れれば祝福したくなるし、スポーツの試合で日本と対戦すれば盛り上がります。
さらに、海外旅行する国に友人がいると楽しさが1億倍くらいになります。
僕の場合、数年前留学時代の友人たちに再会するための1人旅に出たことがあります。
様々な国や都市で友人たちが地元を案内してくれたり、地元の友人を紹介してくれたり、家に泊めてくれたりしたので、普通の旅行では絶対に経験できないことをたくさん経験できました。
メリット③常識が普遍的なものではないことを知れる
よく「日本の常識は世界の非常識」とか言われますが、本当にそうで日本独特のルールってたくさんあるんですよね。
気づかないうちに自分の中で日本の常識とか当たり前って染み付いてて考えや行動に制限かけていることってあるんです。
常識とか当たり前というのは国や地域、コミュニティー、時代で全然違うわけで常識は普遍的なものではないんですが、日本だけにいるとそれに縛られちゃうんですよね。
海外で生活していると、自然にそれに気づきます。
ちなみに僕は常識とか当たり前を否定しているわけではないんです。人間が社会の中でスムーズに生きるためにできたものだと思うので、そこは否定しません。自分で必要なものとそうでないものを取捨選択できるようになることが重要だと思っているだけです。つまり、固定概念に縛られず客観的に物事を見れるようにすることだ重要です。思考をやわらかくするってことです。
こういう思考ができるようになると、仕事にも大きく役立ちます。
もちろん訓練は必要ですが、海外思考をつけると日本の常識に縛られずに普通の日本人が出さないアイディアなども出すことができるようになるんですね。
僕は現在様々な企業や団体のアドバイザーになっていますが、そういう思考やアイディアを評価してもらっているのだと思いますし、求められているのだと思います。
なので、海外に出たら意識的に"違い"を思いっきり楽しんで見てください。それが後に大きな武器になりますよ。
メリット④日本という国を知れる
留学中は日本をすごく意識するようになります。
トヨタの車が多く走っていると誇らしくなるし、一方でホームステイ先など身の回りの電化製品はSONYではなく、サムスンなど韓国や中国の製品ばかりだということにも気づきます。
以下は僕は留学中に日本を意識したときの小ネタを書いていきます。
一つ一つは小さな話ですが、こういう話の積み重ねが日本を客観視する力となります。
・トイレのハンドドライヤーはやはり日本製が圧倒的に性能が良い
・ベトナム人のクラスメイトが「ベトナムのサッカー選手がJリーグに入った」ことをとても誇りに思っていることを知り、アジアの中でのJリーグの立ち位置を知った。逆に複数のヨーロッパ、特にスペイン人の友人たちに「日本ってサッカーはほとんど聞かないよね。日本ではサッカーあまり人気ないの?」と言わて、まだまだ日本のサッカーの認知度は欧州ではその程度だと知った
・途上国の友人たちと話していて、彼らは海外旅行や留学するのに家族だけでなく親戚まで含めた資産などを証明しなければいけないとか、大量の書類を提出して何ヶ月もビザが降りるかどうかの結果を待たないといけないと聞き、いかに日本のパスポートが強いかを知る
・外国人の方が日本人より漫画やアニメに詳しかったりする
・寿司屋やラーメン店は海外でもかなりの人気
・語学学校でほとんど目立たない日本人だけど、英語の筆記試験は常に上位(試験主義)
・やはり日本の治安は良い
・日系ブラジル人ってとても多い
メリット⑤日本全国に友人ができる
「いやいや、海外まで行って日本人の友人なんていらないよ」
そんな声が聞こえてきそうですが、意外にもこれは大きな魅力だと僕は思います。
わかりやすいように僕を例にとってお話ししますね。
僕は神奈川県生まれの神奈川県育ち、大学と仕事は東京です。
こういう生き方をしているとどういう環境になるかというと、僕の周りは関東生まれの人ばかりになります。
もちろん大学や仕事で、様々な都道府県出身の人々と出会いますが、周りにいる人で圧倒的に多いのは関東生まれの人たちです。
それはそれでいいのですが、やはり日本中に友人がいると気づきもたくさんあるし、旅行も楽しくなるし、全国規模で大きなことができたりするんですよね。
他国に比べたら違いは大きくないかもしれませんが、言葉だって違うし、環境だって違うし、常識や考え方だって違ったりします。
彼らと話すことで、日本の姿っていうものがより見えてくるんです。
僕は様々なプロジェクトを全国規模でやっていますが、東京のやり方を同じように他の地域でやってもうまくいかないんですね。
地域によってやり方は全く異なるのですが、その地域に住む友人などと話すとヒントはつまっているし、彼ら自身が一緒になってプロジェクトを進めてくれることもあります。
僕はJapan Local Buddyという外国人観光客向けのガイドボランティア団体を持っていて、現在東京の他に大阪、京都、奈良、名古屋などにチームがありますが、それぞれのチームは留学時代の友人たちが立ち上げに大きく関わってくれました。
「留学中は日本人と関わらない」という選択ももちろんありですが、こういう魅力もあるんだってことを知ってもらえたら嬉しく思います。
他にもメリットはたくさんあるのですが、今回は大きなものだけ上げてみました。
さて、次はデメリットを見ていきましょう。
デメリット
なし。
デメリットなんてないんです。
ここ数年間何度も考えたものの、留学のデメリットは一つも思い浮かびませんでした。僕の周りに留学経験者は数え切れないほどいますが、留学を後悔している人にも出会ったことがありません。
もちろん留学は苦労はありますし、お金もかかります。
でも、苦労した経験が必ずその後の人生で活きてきます。
むしろ留学中は進んで苦労した方がいいと僕は思います。
僕自身、もともと超が付くほど英語が苦手だったし、留学中は普通の人の1万倍くらい苦労をしたと思います。
でも、その苦労が今仕事にもプライベートにも活きていて、今充実した毎日を送ることができています。
留学資金に関しても日本はすごく恵まれていて、アルバイトを頑張ればほとんどの人は自分で留学資金を貯めることもできますし(僕も学生時代に必死にアルバイトして留学費用を貯めました)、ワーホリ制度を活用すればそれほど多くの資金を必要としません。
そして、自己投資するという感覚はとても重要で、僕自身留学を6度経験しているので、それなりに留学費用はかかりましたが、留学という自己投資は僕に大きな金銭的リターンも与えてくれました。
留学経験があるお陰で、日本と海外をつなぐ僕のビジネスをやれていますし、留学でかかった費用の何倍ものお金を稼ぐこともできています。
海外留学に迷っている方はぜひ思い切って挑戦してみてくださいね!
海外留学サービス「StudyIn」
海外留学に少しでも興味がある方は僕がアンバサダーを務めるStudyInにお気軽にお問い合わせください。
StudyInで契約をしなくて問題ありません。
ただ、ぼったくり留学エージェントみたいな会社がたくさんあるので、StudyInを一つの基準に比較してエージェント選びなどをしてみてください。
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※こちらの記事は2017年03月13日にライブドアブログに書いた記事を加筆・再編集したものです