Scratch拡張機能ペンで円を描く
前回はスプライトを図形複写(クローン)を用いて、直交座標系の方程式を使って円を描きました。
ところがこの方法では、スプライトについて、1件のプログラムで複写できる回数が300件程度と限られています。
これではグラフを描くには不足しています。
プチコン3号では、
線を引く:GLINE
円を描く:GCIRCLE
点を打つ:GPSET
などの命令を使い図形描画ができます。Scratchはこれと同等機能はあるのでしょうか。
同等機能となるのが、拡張機能に入っているペンツール。コード一覧は以下の通り。
これを前回のプログラム
を、ペンツールの命令に置き換えるとできます。それと、実行すると、半径とペンの太さを自由に変えられるようにしましょう。
プチコン3号で、INPUT命令にあたるコードは、
《あなたの名前は何ですか?と聞いて待つ》と《答え》を組み合わせます。それではプログラミングしてみましょう。
角度を代入するのに使う変数(見本では100)について、実行時に0を代入し《ご破算》にしておきます。これも忘れると思ったとおりに描けません。子供には、なぜご破算が必要なのかわからないこともあるでしょうから、どう説明すればよいか考えてみましょう。
例えば、そろばんを習っていれば、《ご破算で願いましては》の操作と言えば、ああ、こういうことかと思いつきます。そろばんを使う機会は減りましたから、どのように説明したらよいでしょうか。
ペンの命令は、最初に《ペンを上げる》を忘れないようにしておきましょう。忘れると余計な線が入ります。
それでは見本のリンクをクリックして実行させてみましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?