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オリィ研究所《OriHime-D》は社会福祉士実習に使えないか?

 表題写真:NHKニュースウェブ 平成301126より
上記記事の加筆。

 この装置を用いて、遠隔操作カフェを期間限定の実運用した報道をご記憶かと思われます。

 福祉系大学での、社会福祉士の現場実習は、《通勤できること》。大学に通学しているのであれば、障害者も支援を受けながら実習ができます。ただし、通信教育の場合、自身で通勤できなければ《介助同伴》で通勤することと大学からの回答を得ました。つまり、障害のために介助者が得られず、移動がままなければ、受験資格要件がなくなります。ゆえに、暗黙の《欠格事項》となります。残念ながら私もこれに引っかかました。

 ※受講した通信教育。卒業単位を取り卒業。

 障害のために現場実習に赴けなくとも、遠隔操作と映像・音声伝送できるロボットで十分対応できます。
 ただし、福祉系大学や厚労省のお硬い役人が受け入れるかどうか。導入にあたって問題を想定した検討に次ぐ検討が予想されます。検討とはやらないに等しい。何らかの運用実績を見せるか、福祉に強い政治家を使う手も考えられます。

 法律や省令には、遠隔操作を使ってはならないとは書いていません。これは、厚労省の通知一本で変えられそうです。ただし、障害者も通勤、介助者同伴が当然と、長いこと運用してきた規則を変えるには、何らかの大きな話題、事件が必要です。

 そのきっかけになりそうな記事がありました。官庁の障害者雇用率偽装事件で、《自力通勤》がやり玉に上がり、削除されました。
※東京新聞 平成301103《障害者雇用、「自力通勤」など2条件削除 障害者団体「議論深めて」》

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/list/201811/CK2018110302000153.html

 制度を変える大きな機会ができました。この機会に、社会福祉士実習の障害者の自力通勤要件を改める必要があります。情報通信技術を使って、映像と音声を伝送でき、しかも遠隔操作ができることが可能となりました。遠隔操作を使えば、距離の障壁を破ることが出来ます。

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