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【電卓】定数計算では不可能な計算

定数計算とは

例えばこのような計算です。

100,150,200,250にそれぞれ30を加えてください。

100+30=
150+30=
200+30=
250+30=

これをいちいち入力するのも面倒ですね。よく見ると+30=が同じですね。そこで登場するのが定数計算です。

CASIO一般電卓での操作
30++100=
150=
200=
250=

CASIO以外の操作
100+30=
150=
200=
250=

CASIOは四則演算キーを二度押しし計算後、数値=を押すと、四則演算子と数値が格納されます。次に数値と=を操作すると記憶されたものを補って計算します。

CASIO以外は数値、四則演算キー、数値、=と操作すると自動的に記憶されます。SHARP電卓がCASIOとの差別化のセールスポイントとして使っています。

定数計算はどちらが記憶される?

定数はKとします

X+K=
X-K=
X=
X÷K=

この仕様において、定数計算では不可能な計算があります。思いつくのが、反比例の式 Y=a/Xです。(a:比例定数)

除算の定数計算は《X÷K=》と処理されます。この仕様では使えません。


逆数キーがあるモデルであれば、
K×Xの逆数=
Xの逆数=
Xの逆数=
と乗算でできるようになるようになります。

現在、逆数キーを持つ一般電卓は現行品ではありません。以前は1/xキーを持つ機種がありました。もしもう1つキーがつけるならば逆数キーでしょうか。

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