頼る人と頼らない人
3年前の記事ですが、ふと目に止まり興味深く拝読。
男性が人に道を訊かないのは、自分が無能だと思われることを恐れているからなのです
男性は、うまくいかない状況を受け入れざるをえなくなると、面食らって、やたら自己主張し、これを避けるか、その状況を立て直そうと慌てる。
しかし、女性はわからないことは他人に訊ねるということも含め、目的のために利用可能なすべての手段を駆使することができるためより幸せなのだという。
なるほど〜。
そうそう、男ってわからないことでも自分の力でなんとかしたがって、人に頼るのが下手な人が多いよなぁ。そう思いながら、自分にも大いに当てはまることなので心に響きました。
常々「男性」「女性」と大きく2つに分けていろいろな物事を語る事は無理があると思っているのですが、ただやはり統計的に見ればそこには確かに性差があるというのも事実で。
ありがたいことに最近、大学や専門学校、画塾などいろんな場所に呼んでもらい講座を持つ事が増えまして。そこで気がついたのですが、来てくださる受講者の皆さん大半が女性だと。8割9割は当たり前、全員女性というのも珍しくありません。一体男たちはどこへ行ったのか。
そもそもイラストという括りで募集しているから女性が多いのでは?とも思うのですが、イラストレーターを目指す人、活動する人にそこまで極端な男女比はないはずです。となれば、やはり男性はこういった学びの場で誰かに何かを教えてもらう、つまりは人に頼るという事が苦手だったり、必要としていないのか。と思ってしまいます。
自分の考えたやり方、探した知識、生み出した技術、確かに男性はそういうところに価値や誇りを感じるところがあるような気がします。(僕もそんなところがある…。)そう言えば「独学で〜」という事にこだわっているのも男性の方が多いか?偏見か。偏見だ。
聞けば早い、教えてもらったほうが楽、わかっていながらできないのは、もしかしてちょっと遠回りや損をしているのかもしれませんね。世の中、人に頼られたい人、教えたいという人もたくさんいるので、需要と共有のバランスが良くなれば全体の底上げにもなるでしょうか。
道を聞くのとはちょっと違うかもしれませんが、なんとなくそこに通じるところがあるなと思いました。ぼくももっと人に頼ろう。