ちびっこうべ 制作裏話
またまたちびっこうべのお話。今回は制作の裏話を。
知らない人はこれを機に、知っている人はより深く、
この取り組みに少しでも興味を持っていただけたらうれしいです。
この記事はぼくが参加する子どものためのワークショッププログラム
「ちびっこうべ」の連載記事です。
http://kiito.jp/chibikkobe/
自分が子どもの頃にあったらどんなによかったか!という、この素晴らしいプログラムのことをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、そのワークショップのスタートからゴールまでを書いています。
これが今使われているシンボルです。うまれたのは2012年のこと。
実はこのデザインにはベースとなる案がありました。
じゃん。こちら何を隠そう、寄藤文平さん(文平銀座)によるスケッチ。
ちびっこうべの会場となるKIITOのロゴやCIを手がけられていて
その繋がりもあってご協力いただいたのです。
恐れ多くもぼくがこれに手を加えさせていただく事になりまして
まずはこんなふうにしてみたり
さらにこうなって
完成です。パチパチパチ。
ベースとなる案があったおかげでスムーズに仕上がりました。
途中段階では人物の描写が定まっていませんでしたが、最終的にはシンプルな手足が棒のタイプに落ち着きました。
これはワークショップに参加する子どもたちが真似して描きやすいようにという狙いもあります。(手を抜いているわけではなく!)
さらに裏話。
じつはこのちびっこうべ、企画のはじめの段階では全く別の名称でした。
その名も「ミニ・ミュンヘン in こうべ」(仮)。
ミニ・ミュンヘンとはちびっこうべのモデルとなった
ドイツで行われているこどもがつくる遊びの都市のイベントです。
http://www.mi-mue.com/
これはその企画提案書用につくったロゴマーク案。
そして下の絵が同じく提案用のビジュアルです。
(我ながら粗いタッチだな…と今さら反省。)
めでたくこの企画が名をあらたに「ちびっこうべ」として
実現する事になり、段階を経て今のビジュアルに整えられていきます。
初回(2012年)の時にはまだぼくの想像の粋で描かれたまちの絵が
第2回(2014年)にはぐっと具体的な描写に変わり
図面からまちの配置を忠実に描き起こし、
まるでそこにあるかのようなリアリティと
にぎわいを感じる空間を表現…
こうなってくるともう……
描くの結構たいへんよね!!
(でも楽しいから苦にはなりません)
そして第3回(2016年)には、より創造性の高い
ファンタジー要素多めの表現に。神戸らしさも強まりました。
さあさあ、今年のビジュアルはどうなっていくのでしょうか。
いよいよ8月からはワークショップが始まります。楽しみだ!