Adobe Frescoの技法書を発売します！

2021年2月2日 00:08

2021年2月17日、玄光社から「iPadアプリ Adobe Fresco イラストテクニック」という本を発売することになりました！

Adobe Fresco（アドビフレスコ）は Illustrator のドローイング機能（ベクター）と Photoshop のペインティング機能（ビットマップ）を併せ持つペイントアプリケーションで、2019年にリリースされました。

2021年2月現在、iOS版（iPad & iPhone）と Windows版があります。※本書では iPad + Apple Pencil を使用しています。

この Fresco を使って描いた様々なイラスト、その作例と制作手順を紹介するイラスト技法書です。基本操作にはじまり、多彩なブラシを使ったアナログ風の表現を中心に、Photoshop iPad版、Illustrator iPad版と連携した使い方などについても解説しています。

内容
・iPadとAdobe Frescoについて
・Adobe Frescoで描いてみよう（各ブラシの作例・手法解説）
・Photoshop iPad版、Illustrator iPad版との連携
・MacやPCとの連携
・対談生駒さちこ × サタケシュンスケ

中身はこんな感じです

使用しているブラシや、レイヤー構成など、制作過程を細かく画像と文章で解説しています。

こちらの動画は以前、Adobeさんからのご依頼で制作したものです。2020年に追加された新機能を使って作品を仕上げていく様子がご覧いただけます。いかがでしょうか、楽し〜く描いているのが伝わりますか＾＾？

次に、下の2枚の絵をご覧ください。

過去にアクリルガッシュで描いた絵を、Frescoを使って再現してみました。さて、どっちがどっちかわかりますか？

答えは本書の中にあるのですが、画像では一見わからないほどの再現が可能だということを、感じていただけたでしょうか。

このように、デジタルでありながら、極めてアナログに近い表現が可能です。アクリルだけでなく、鉛筆、マーカー、インク、コンテ、クレヨン、パステル、そして水彩、油彩の表現も得意なFresco。普段アナログだけで描かれる方にも、ぜひお勧めしたい大きな理由です。

ということでこんな方に読んでいただきたい本です！

・Frescoを初めて触ってみようという方
・すでに使っているが、なお興味のある方
・デジタルツールの導入を検討している方

…要するに皆さんにオススメです！

iPad用のペインティングアプリとしては他社に比べ後発のリリースになったFresco。独自のアンケート結果でも、まだユーザーは少ない印象でした。

CLIP STUDIO、Procreate、Photoshop、Frescoなどなど…　デジタル絵描きは選択肢が多くて迷っちゃいますね。みなさんどれをメインに使ってますか🙂？
— サタケシュンスケ｜イラストレーター (@satakeshunsuke) December 3, 2020

もちろんどのアプリも素晴らしいのですが、普段からPhotoshopなどAdobe製品を使っている方にはUI的にも馴染みやすいと思いますし、デバイス間、アプリ間のクラウド連携もとても便利なのでオススメです。

ひとまずこの Photoshop ユーザーのみなさまから、すみやかに Fresco の世界へご案内するのが、ぼくの当面の役目かなと思っています＾＾ぜひ。

この本のお話をいただくより前から、自発的にFrescoでの制作の様子をYouTubeにアップしておりました。

本書では、この中からいくつかの作品を掲載しており、より詳しい内容を文章で説明しています。ぜひ照らし合わせながらご覧くださいませ。

描くことの楽しさを、あらためて思い出させてくれる Adobe Fresco。そのデジタルペインティングの世界を一緒に楽しみましょう！

2月17日発売予定、ただいま予約受付中です！よろしくおねがいします！

3月12日追記
無事に発売となりました！ありがとうございます！
そして、Adobe Creative Cloud 道場にて、お話&実演もさせていただきましたので、こちらもぜひ御覧くださいませ。

本書の中で、わかりにくい部分などございましたらお気軽にお尋ねください。では、楽しいFrescoライフを！

サポートはもちろんありがたいです！が、それよりもこの投稿をシェアしていただいたり、ご意見やご感想をいただけるのがより嬉しかったりします！