M-1グランプリに対する自分の見解と熱量
M-1グランプリは2020年も開催されることが決定した。
M-1グランプリとは、2001年から続く漫才王決定戦であり、毎年12月に開催される。高視聴率を獲得し、世間からの注目度がかなり集まるこの大会。
中にはM-1グランプリを期に大ブレイクした芸人も数多くいる。例えば2007年優勝の「サンドウィッチマン」や2018年優勝の「霜降り明星」2019年優勝の「ミルクボーイ」や3位の「ぺこぱ」などはM-1グランプリがなければきっと全国区に名を轟かし大ブレイクすることはおそらくなかったであろう。
そして過去のM-1グランプリ王者を見ても、今第一線で活躍中のコンビがほとんどである。
2001 中川家
2002 ますだおかだ
2003 フットボールアワー
2004 アンタッチャブル
2005 ブラックマヨネーズ
2006 チュートリアル
2007 サンドウィッチマン
2008 NON STYLE
2009 パンクブーブー
2010 笑い飯
2015 トレンディエンジェル
2016 銀シャリ
2017 とろサーモン
2018 霜降り明星
2019 ミルクボーイ
またファイナルステージに進出したコンビもまた、チャンピオンよりかは劣るもブレイクする。有名なコンビを紹介するならば、3年連続準優勝の「和牛」2008年の準優勝「オードリー」や3位の「ナイツ」などである。
ちなみにわたしの個人的にM-1グランプリで好きなネタトップ5は
1位 ミルクボーイ コーンフレーク 2019
2位 笑い飯 鳥人 2009
3位 ジャルジャル 国名わけっこ 2018
4位 和牛 オレオレ詐欺 2018
5位 チュートリアル チリンチリン 2006
である。
特にミルクボーイのコーンフレークネタを初めて見たとき、笑いともに「このシステムで笑いが取れる実力があるのか…」と感心した。
わたしのような素人では決してあの量の笑いは獲ることは不可能である。
それについてはナイツの塙宣之が「漫才のスタイルって、誰がやっても面白い+その人たちがやったらさらに面白くなる、っていう形がベストだと思うんですよ。ぼくも昔こういうの考えたことあるんですけど、あそこまで面白くはできなかった。」と語っている。
ジャルジャルの国名わけっこは、今までの漫才スタイルとはまた違った魅力を見せてくれた。
この漫才を多いに評価した立川志らくは、「わたしはこの漫才で笑えなかった。しかし、笑いの先にある一つの芸のように感じた。この漫才スタイルはかつてのコント55号を彷彿とさせる。」
と感心したことが伺える。
また、敗者復活戦もM-1グランプリの醍醐味である。
歴代の敗者復活から勝ち上がったコンビは以下の通り
2002 スピードワゴン
2003 アンタッチャブル
2004 麒麟
2005 千鳥
2006 ライセンス
2007 サンドウィッチマン
2008 オードリー
2009 NON STYLE
2010 パンクブーブー
2015 トレンディエンジェル
2016 和牛
2017 スーパーマラドーナ
2018 ミキ
2019 和牛
そこで気になるのが、2020のファイナリストはどうなるか!
独自の見解と分析で、ファイナリスト9組を予想してみた。
まずは、このコンビが最有力だと考える。
2017.2018(のファイナリスト、実力派兄弟漫才師、ミキである。
ミキは2017年頃からメディアに引っ張りだこ。2017.2018ではファイナリストとしてかなり存在感を放ったコンビ。若手の中でもかなり人気のあるコンビ。漫才師としてのポテンシャルがとても高いので、今年ファイナリストになる可能性は高い。優勝すると、中川家以来の兄弟漫才師でのチャンピオンとなる。
2組目は、グレープカンパニー所属のお笑いコンビ、東京ホテイソンである。
毎年毎年準決勝止まりの彼ら、今年こそファイナリストになるとおそらく意気込んでいるだろう。
彼ら独自の漫才スタイルが浸透していくと、おそらくファイナリストになるチャンスはあると考える。
3組目は、昨年ファイナリストの、ニューヨーク!
彼ら独特の皮肉で溢れた漫才は惹かれる人を放すことはない。最近になり波に乗っている芸人でもあり、笑福亭鶴瓶や、明石家さんま、スピードワゴン小沢、キングコング梶原などからも評価されている。今年もファイナリストになる可能性は非常に高い。
4組目は、昨年ファイナリスト、ABCお笑いグランプリでは準優勝の、オズワルドだ。
東京漫才の新たなスタイルを確立し、静かな芸風でプチブレイク中のこのコンビ。評価されにくい漫才ではあるが、爆発すれば優勝もあり得る。
5組目は、昨年ファイナリストのからし蓮根だ。
熊本県出身の彼らはコンビ結成してからというもの、M-1グランプリ準決勝進出や数多くの賞レースで結果を残してきた。今年もファイナリストになる可能性は高いコンビである。
6組目は、一昨年と昨年ファイナリストの、見取り図である。
2年連続出場ということもあり、期待値が上がっている。優勝を目指せる実力は備えているので、優勝の可能性もある。
大阪の劇場番長であり、周りの芸人からの信頼も厚く、東京進出の可能性もあるとわたしは思う。
7組目は、2019年一気にブレイクした、アインシュタインだ。
乗りに乗っているこのコンビ。2020年春には東京進出を果たし、さらに期待値が上がるコンビ。ファイナリストになるのでは?という声がいろんな方面で上がっている。
8組目は、ABCお笑いグランプリ優勝の、コウテイである、
今年がおそらくチャンスであろう。この波をM-1グランプリまでに持っていけるかが勝負だ。
9組目は、昨年ファイナリストの、インディアンス
昨年ファイナリストとなり、プチブレイク中のこのコンビ。爆発力がとにかくえげつない。M-1グランプリに向いている芸風なので、今年もファイナリストになる可能性は高い。
そして、最後に、敗者復活戦から上がってきそうな3組を10組目に紹介する。
まずは1組目、ご存知、若手トリオ、四千頭身だ。
そして2組目、昨年、アマチュアで準決勝まで進んだ、ラランド。
最後は、M-1グランプリ2018を期にブレイクした、トムブラウン
いずれも準決勝までいける実力、そして人気がある。
また、これからM-1グランプリで活躍するのではないかと思うコンビも予想する。
まずは、THE-Wで優勝してから、無名から一気に駆け上がった女性トリオ、3時のヒロイン。
今までトリオでM-1グランプリ決勝への出場は過去に前例がなく、このコンビが先駆けになる可能性が高い。
2組目は、男女コンビの世間知らズ。ABCお笑いグランプリの決勝にも出場し、吉本からかなり今推されているコンビ。
ぐるナイのおもしろ荘でプチブレイク。ダウンタウンのガキの使いやあらへんで、にも出演し、山-1グランプリで優勝をします。ダウンタウンからも好評を博している数少ない若手芸人だ。
3組目は、昨年準優勝まで駒を進めた、ロングコートダディ
新しい波24にも出演していた彼らだが、ABCお笑いグランプリ3位や上方漫才大賞文芸部門賞を受賞するなど、賞レース成績も良い。
銀シャリ橋本のおすすめ芸人としても有名である。
4組目は、先輩からの評価も高い、劇場人気の高いお笑いコンビ、セルライトスパ。
おもしろ荘にてプチブレイクし、今後活躍することが期待されている。
といったところである。
以上で終わりにするが、とても楽しみだ。