『ボーダー』読み終わったら、
かなり自分の人生に影響を与えていた漫画だと思っていたら、出だしの部分しか読んでいないことが発覚しました。
あとは、想像の世界だったようです。勝手に想像して、勝手に影響を受けていたわけです。
まんざら外れていたわけではないのが妄想家の取り柄ですが、その内容はというと、時に深くて大きく、魂がふるえるほどでした。
今日は2時間ほど動いたあと頭がフラフラするので横になりました。とはいえ、午前中で眠いわけでもないので最終巻を読み始めました。
ラスト近くになって、ヤバいテーマ拾ってるなあと思っていたら、不完全燃焼のラストで完。
要するに、『I・飢男(アイウエボーイ)』、『美味しんぼ』と同じように、強制終了だったんですね。
いまでは、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロ氏が書いている小説のテーマにもなっているのになあと、むなしさに充たされながら横たわっていますと携帯が鳴りました。
Nと数日間連絡が取れないので、連絡を取ってみてくれないかということでした。
Nは後輩ですが、親友のようにつきあっていました。
私がかけても、やはり出ません。
しばらくすると、ベランダから倒れているのが見えると連絡が入りました。
私は昨年に続き、また破滅型の友人をひとり失ったわけです。
前回も私が具合悪くなって寝ていた時でした。もし会いにきてくれてたのなら本望です。
ふと思い浮かんだら、その人に連絡しようと決めていたのに、また連絡しませんでした。それが心残りです。せめて、もう一度でいいから、いっしょに飲みたかったなあと思います。
この十数年、たくさんの友達をないがしろにしてきました。
それには仕方ない理由があるのですが、Nには特にさみしい思いをさせてしまったと思います。
決してケンカしたり、嫌ったりしたわけではないのですが、何か勘違いさせてしまったかもしれません。すまない気持ち、やるせない思いでいっぱいです。
合掌
一昨年から、お別れが続いています。1日1日を大切に生きていきたいものです。先に旅立たれたら、あちらではNの方が先輩になるのでしょうか。
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