久々に、よくできたドラマを見ました。NHKやりますね。
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/439149.html
時折感じる吉田羊さんの演技の違和感は、ラストで解決します。(ヒント…『世界の涯てに』)
脚本は一色伸幸さんでした。1997年、香取慎吾さん主演の『香港大夜総会 マギー&タッチ』で一緒に仕事させていただいた方です。
打ち合わせの時、ぼくの気に入っていた2つのシーンがカットされていたので、ツレションしながら、理由を訊きましたところ、「でしょ」と言って、すぐ監督に抗議に行って、あとで誰がたきつけたと問題になりました。
あのカットで、面白さが半減したのが残念です。
『ペペロンチーノ』は、役者さんも芝居も演出もカメラも好みでした。ぜひご覧になっていただきたい作品です。
2回観ると泣いてしまう作りのような気がします。一度はあんな素敵な脚本を書いてみたいものです。
回想…バブルはじけたけれど。。。
バブル時代は、1986年から1991年だそうです。
パンとはじけたそうですが、田舎ではバブルって何って感じでした。
好景気の波が届く前に、はじけて、不景気がやってきたわけです。
のほほんと暮らしていた私ですが、日に日に大きくなっていく子どもたちと反比例して少なくなっていくおかずに、何とかしなきゃなと思いはじめました。
地元消防団の夜警の時、先輩に相談したところ、
「おお、仕事紹介しちゃる。どんな仕事がしたいん?」と尋ねられましたので、
「剪定とか庭師の仕事がしてみたいです」と答えましたら、
「じゃったら知ってる人を紹介しちゃる」
と小指が私の親指より太いその先輩は言ってくれました。
それまで、相談皆無で生きてきたのですが、プライドを捨て頭を下げることが、功を奏しました。
仕事はきつく、剪定はたまにで、道路の草刈りがメイン。あとは型枠大工工事の手伝いでした。3千円ピンハネされて、日給6千円のバイトは、割が悪かったのですが、肉体が高校の頃に戻ってきました。このころには肉をやめていたので、かなりの体質改善となったようです。
元気バリバリになって、朝5時に起きて、当時乗り始めていたカヤックを1時間練習してから、仕事に行くようになりました。
ほかにもいいことがありました。これを境に地元の人たちとの距離が一気に詰まったんです。同情するかのように、いろいろと仕事を紹介してくれました。
そのころでした。吹き替え翻訳をやってみないかと誘われたんです。