第十八話:ソーシャルビジネスグランプリ決勝戦
決勝戦。
前日の予選通過後にも、
仲間からたくさんアドバイスをもらい、
朝型までブラッシュアップをしていた。
当日。
震える足。
400名の聴衆。
こんなに多くの人の前で話したことはない。
でも大丈夫。
多くの仲間が応援してくれている。
プレゼンはきっちり時間内に終えることができた。
6名のプレゼンが終了し、とうとう結果発表。
4つの賞が用意されていた。
最初の3つが発表。
僕のは選ばれなかった。
そして最後の1つは、グランプリ。
発表。
僕ではなかった。
悔しかった。
立ってられないぐらい、悔しかった。
司会の方の言葉。
「。。。
ここで、1つ、賞を急遽追加します!」
「審査員をしていた株式会社オルタナの森です。
審査員特別賞として、オルタナ賞を作りたいと思います。
そしてそれは、三井俊介さんに贈呈したいと思います。」
・・・。
・・・!
言葉にならなかった。
ありがたさと嬉しさと驚きとで、訳わからなくなった。
ステージ上で大いに泣いた。
本当に、本当にありがたいこと。
自分のビジネスプランはまだまだだった。
ファイナリストに残った方々は本当に素晴らしく、
私は賞をもらえなくても当然だった。
それでも、賞をいきなり創ってしまうくらい、
応援してくださるかたがいることに、
本当に嬉しくて嬉しくて。
本当にこれからが勝負。
皆さんの想いも背負いながら、
いざ広田町へ。
P.S.当時のプレゼンの様子です。
大学4年生、移住直前の渾身のプレゼンです。