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特別コラム②:「本物の決断」にするために、広田へ。

当時の想いをブログに残していましたので、
ほぼ原文のまま転載します。

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正直かなり厳しいなということを想いもしました。
ここでへこたれる事もできます。
辞める事もできます。


でも今胸にあるのは、
「4月までには絶対移住する。」
「求められている事がある。」
「恩返しをしていきたい」
って想いです。

結論、本日深夜から出発して、
日曜日まで広田町に単身行ってきます!

もっともっと地元の方と向き合っていかないといけないと思いました。

私自身4月からの移住に関しての意義は感じております。
それをしっかり伝えれば道は開けると思います。

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①なぜ広田町に移住したいのか?

→広田町の復興、根本的な問題解決に深く関わっていきたいから。
これにつきると思います。

広田町に住んで、活動するということ。
それによって出来なくなる事業や活動もたくさんあります。

それでも私自身、広田町の復興の、
本当に根源的に抱えている問題のひとつの解決の為に
活動したいんです。
復興に深く深く関わっていきたいんです。

住む事によってしかできないことがあるんです。
外部の若者がその地域に住む事によってしかできない、
復興への貢献があるんです。

それを見極めながら動いていかなければなりません。

そして、約束したんです。
ずっとずっと寄り添いながら、
復興に貢献していくと。

別に復興に貢献するというのが、移住してまでという意味で
あちらも受け取ってはいないと思います。
それでも、私の中ではある種そこに覚悟がありました。
その約束を全うしていきたいという想いがあります。

②なぜ今移住なのか?
 
→この5年が勝負だから。

 広田町はこのまま外部者が入らず、若者が育たなければ
確実に50年後にはないでしょう。
そしてその50年後、残っている町にするためには
この5年が勝負です。(と、地元の方の話で聞きました。)

ただそれに対しての明確な問題点は掴めずにいますし、
地元の方も掴めていないように感じます。

そこを掴む事がまず大切であり、それができてからでないと、
事業を組む事もできないですし、
広田町の復興に深く貢献することもできないと思います。

③移住するためには?

→まず広田町での生活を確保すること。
これが最優先になると思います。

最初は根源的な課題解決に動けなくても、
あちらでの生活が確保できれば、
時間をかけて発見、取り組んでいく事が出来ます。

スモールビジネスでもなんでもスタートできれば、
あちらに住め、生活することで、
より広田町について知れ、調査を進めていく事が出来ます。

そしてその課題が明確になれば、
それが根源的な課題解決であり、
その解決が「求められている事」です。

④なぜ移住しなければならないのか?

→動き出しデータや理論を創っていかなければならないから。


上記した、「求められている事」のぼやっとした仮説はあります。
しかしそれを証明する証拠がなにもありません。

広田町には過去と現在の数値的データがありません。
自治会は流され、陸前高田市の市役所も流されてしまったからです。

だから事業を立証することは何も無いです。
(この証拠の必要性というのは事業を創っていくと嫌というほど分かります。)

だからヒアリング調査が絶対的に足りていません。

一方、いくらヒアリング調査をしても今回の震災の場合は正直、
正確な情報かどうか、特に分かりづらいとも思っています。

「全然元気よ!」って元気に笑ってた方が、
翌日唐突に自殺してしまうという話すら聞きます。

それでも、一緒にご飯やお酒を飲み、自然な会話の中で、
「若い人が来てくれるのは本当に嬉しい事だなぁ。」
っていってくれることは、
本当に嬉しいんだと思います。

だからこそ、思った事に関してやってみるしかないんだと
正直思っています。
そして、その動き出したものをより良く、
高めるために、理論や数値的データを
集め、創っていく事が今回の被災地支援においては
大切だったりすると思ってます。

達成したいMissionに向けて、様々な取り組みや事例を取り入れながら、
行動しながら改良していくのが大切なんだと思います。
動き出さないと何も始まらないです。

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と、長々と書きましたが、
本日深夜から5日間、
広田町に行ってきます。

本当の決断をする為に。
そして事業を創りだしていく為に。

ようやく、様々な方に言って頂いていた事の
本当の意味が分かった気がします。
そしてSETのメンバー含め、
本当に多くの方に心配とご迷惑をおかけしていたということにも
気付かさせて頂きました。

多くの方が応援してくださり、
背中を押してくださっていることも。

この5日間、本当に勝負だと思っています。
何が何でも来年からについて道を切り開いていきたいと思います。


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