第二十話 「おまえなんかいらない」
移住して半年が経過した2012年9月ごろ、
だんだんとキャパオーバーになっていった。
「三井くん、これ手伝って」
「すいません。ちょっといけそうにありません。」
「三井くん、前頼んだあれはどうなってる?」
「あー、まだできてません、ごめんなさい」
「そう・・・じゃぁ自分でやるわ」
頼まれたことができない。
よんでくれているのにいけない。
約束を守れない。
とうとう地元の人からぶちキレられ、
「お前なんかいらない」と言われてしまった。
本当にショックで、目の前が真っ暗になった。
「自分が何をすればいいのか、
誰のためにやっているのか。
この町にいていいのか。。。」
わからなくなってしまいました。
そんな時期に、恩師から
「復興に関するセミナーをやるから、
ステージでしゃべってくれないか?」
そんなお誘いを受けた。
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