第二十八話 「人のために何かしたい」という地元高校生の尊い想い
活動を続けて行く中で地元の高校生からこんな言葉をきいた。
「震災で多くの人に助けてもらった。
私も『人のために』なにかをできるような人になりたい。」
また一方で、
「この町には何もない」
「漁師にだけはなりたくない」
「将来の夢?わからない」
という声も聞いた。
地元の高校生の「誰かの何かのためになりたい」というその思い。
その思いはとても尊い。
だけども彼らには町で活動する機会も、
将来の選択肢も提示されてないのだと感じた。
その状況を少しでも変えていきたい。
その思いから、
高校生と一緒に町のためになるプロジェクトを開始した。
町の未来を切りひらき、
自分たちの未来も同時に切り開いていきたいという思いから、
「高田と僕らの未来開拓プロジェクト」と名付けた。