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第二十一話 「道なき道を行く」という原点

 会場には30名以上の東京の社会人の方がいた。
その中でこんな質問を受けた。

「なんで移住したんですか?」

ちょうど悩んでいた時期でもあり、
とても苦しい質問でした。

しかしその時心で感じたことをそのまま話そうとし、
その質問にこう答える自分がいました。

「専門性もない、
知識もない、
特別なスキルもない。
そして広田町には縁もゆかりもなかったまったくのよそ者。
でも町のためになりたかった。
町の人に信用をしてもらうためには、
自分の人生をそこに放り込むしかなかったんです。」
と。

このイベントを通して、
原点に立ちかえることができた。

今回の移住という選択。
町の人のためになりたいという思いが間違いなくあった。
そこに対して、自分の無力さを知りながらも
あえて挑戦したんじゃないのか?
だからこそ、今たくさんの問題があるのは当たり前なんじゃないか?
でもそれを謙虚に受け止め、それは全て自分のせいと反省し、
次への糧にしなければならないんじゃないのか?

「道なき道を行く」
その覚悟をしたのが、今回の
「移住」という選択だったんだ。と。

一から自分の身の振り方を考え直して、
改めて再スタートをきることができた。

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三井俊介
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