present「目の前に置く」
presentは多義語で有名な言葉である。日本語では名詞で「プレゼント」として聞きなじみのある言葉だが、本来は異なる意味がたくさん存在する。
present・・・[形] 「出席している」
[名] 「プレゼント」「現在」
[動] 「~を贈呈する」「プレゼンする」
実はこれらの意味は
「pre (前に)」+「sent (置く)」=「present (目の前に置く)」
というイメージで説明できる。
相手の目の前にモノを置くと「プレゼント」「~を贈呈する」、モノでなくこれが提案やアイデアなら「プレゼンする」となる。
相手の目の前に姿を見せれば、それは「出席している」状態を表し、目の前にある時間はすなわち「現在」と考えられる。
このように、多義語は異なる意味が充てられているのではなく、元来1つの意味が派生して複数の意味を持つようになったパターンが多くみられる。