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ビジネスモデルとは?1-2

 皆さんにいきなり問題ですがビジネスモデルとは何か?と聞かれてどう答えますか。



私は、ビジネスモデルとは

『経済的自由に最短になる方法』

だと考えます。

 例えば、目の前に1万円札があって、それを買うとなると1万円より安く買いたいと考えますよね。でも、1万円札は1万円でしか交換することはできません。

 では、毎月100万円をプリントしてくれるプリンターだったらいくらで買いますか?

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 ここで言いたいのは、100万円の束は100万円の価値にしか置き変わりませんが、毎月100万円の生み出すプリンター(アイデア)は100万円の以上の価値になると言うことです。

 世の中には最初からバイアウト目的で起業している人が多くいます。1円も生み出していない状態でも投資を受けれる世の中です。

 なので、皆さんが最短でお金持ちになる方法の一つがビジネスモデルであると言っても過言ではありません。

 ここではビジネスモデルとはお金を生むプリンターと考えましょう。ではこのお金を生むプリンターはどうすれば生み出せるのでしょうか。




ビジネスモデルの考え方

 ビジネスモデルの考え方は単純に以下の3つです。

①誰に何を
②どのように提供して
③どう儲けるか

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①誰に(何を)

 カフェでコーヒーを売るとして、貴方が店員ならば、買ってくれるのがおじいちゃんなのか、主婦層なのか、学生なのかは、お金を払ってくれるのであれば本来誰でも良いわけです。

大切なのはターゲットではなく
『収益の蓋然性=いくら払えるか』なのです。

女性が化粧品を多く買いますが、男性が買ってくれても収益になるわけです。

 またビジネスで重要なのが
『顧客単価=市場価値では絶対に成功しない』
という事です。

 他の店が500円でコーヒーを売ってるから、500円で売るべき??という考えではビジネスは成り立たないのです。

では、どう考えていくべきなのかは以下の通りです。

✔︎固定変動費算出
✔︎PPCの算出
✔︎BePの可視化
✔︎価格&来客数調整
✔︎施策の選定

 これを見て、ちょっと難しいかもと思った方のために分かりやすくまとめてみたので、何度も読み直して理解して頂けたらと思います。


✔︎固定変動費算出

 まず変動費と固定費を理解しましょう。

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 変動費は客足数によって費用が変動します。客足が少なければ、コーヒーの提供が減りますので変動費は減り、客足が増えれば、逆に変動費は上がります。

 一方で、固定費は店舗を構えている間に一定の費用がかかります。家賃や人件費は変わらずかかるので、もし客足が少ない時期であれば、この固定費が経営を圧迫していたりします。

 この変動費と固定費の関係をグラフ化してください。

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 では、固定費と変動費の数値を実際に入れてみましょう。ここでポイントになってくるのが次のPPCの算出になります。


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✔︎PPCの算出

 ビジネスでも『タカの目』と『アリの目』が大切で、小さな部分にも目を向けなければ失敗してしまいます。

 SPCもCPCも大切なのですが、最終的なPPCが最も重要と言えます。

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 コーヒー1杯が500円で、1杯当たりのコストが50円ならばPPCは以下の通り450円といった感じです。


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✔︎BePの可視化

 SPC、CPC、PPCが算出できたら次はBePの可視化です。

 BePは、Break-even-Profitで利益分岐点のことです。

『売上−コスト=0(BeP)』

先ほどのカフェでPPCが1杯あたり450円とすると
150万円が固定費で、固定費分を売上で補うには
150万円÷450円=3,333杯のコーヒーを売る必要があります。

 経営者は数字で月の売上を追いがちです。
「今月は〇〇万円が目標で、残り日数であと◇◇万円売る必要がある」みたいな感じです。

 これは間違いで、カフェならば「あと◇◇杯売る必要がある」と言った感じで把握する必要があります。

 

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 今回の数値をグラフに入れること、このような感じです。しかしここで問題になるのが、「月に3,333杯売れるのか」です。正直、個人店でこの数字はかなり厳しいです。
 
 なので、相場で考えられそうな500円でコーヒーを売ると言うことはやってはいけないことということです。

 このようにBeP(利益分岐点)を明確にしたことで、商品価格が現実的な価格なのかそうでないのかがはっきりとするので、絶対にやるべきです。


✔︎価格&来客数調整

 500円でコーヒーを売ってはいけないと分かったら、価格を引き上げるのか、来客数を増やすのか調整する必要があります。

 実はビジネスにおいて施策を打つべきポイントは、この単価か個数の問題だけです。
「どうやったら単価をあげられるか」「どうやったら売上個数を増やせるか」の2択です。

 ここで絶対にやってはいけないのは、単価を落として個数を増やそうとする策です。
 
 この策を使っているのが、UNIQLOやH&M、寿司三昧ですが、この様な大企業じゃないとできないことです。

 なので私達が考えるべきなのは、


①単価を上げる
②単価を上げつつ、個数も上げる


のどちらかになります。


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では、①か②をどの様に進めていけば良いのかが次の話になります。



✔︎施策の選定


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 戦略対象幅(業界の幅)は"広いセグ""狭いセグ"に、競争優位を"低価格"で攻めるのか、"特異性"で攻めるのかで見ていきます。

 『コスト戦略』ですが、先ほど述べた様に大手にはコスト戦略で戦える策を持っているので、ここでは勝負してはいけません。ファッション業界ではUNIQLOがここに当たります。

 『差別化戦略』では品質や機能性、デザイン性で勝負することです。先ほどがUNIQLOならば、こちらはZARAが当てはまります。始めから"広いセグ"を"特異性"で勝負するには、それなりの資本力が必要になってくるので、ここも私達が戦っていくには難しいと言えます。

 となると残る"狭いセグ"を"特異性"のあるフィールドで勝負するべきです。
 ここを『集中戦略』を使って戦います。


 ここから先は、次回『ビジネスモデルとは?2-2』になります。
 読んでいただきありがとうございました。


 




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