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「すぐやる!あとでなおす」は常に正しいわけじゃない!どんな時に効く言葉か考えた!
一昨日書いたブログの記事にMQ戦略ゲーム(MG)では「すぐやる!あとでなおす」を大事にしているということを書いた。
この言葉について、誤解を与えそうなので今日はそのことをブログで書いておこうと思う。
「すぐやる!あとでなおす」という言葉を考えるとこんなセリフが思い浮かぶのではないだろうか?
「考える前にやれ!」
こういうことを上司に言われ、先輩に言われ嫌な思いをした人も多いのではないかと思う。だから「すぐやる!」の言葉に嫌悪感を示している人もいるのではないだろうかと。
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しかし、この「考える前にやれ!」という言葉はいくつか大きな間違いを含んだ言葉であると考えている。
理由の一つ目は「強制」だ。誰かから強制されて「すぐやる!」これは本当に正しいのだろうか?
理由の二つ目は「考える前に」という部分がおかしい。人間反射で動くのでもなければ、必ず考えてから行動している。脳が体に命令して動くわけなので、「考える前」というのは本来無理なはずだ。
「すぐやる!あとでなおす」これは人に向ける言葉ではない。自分自身に向けて言う言葉だ。そういう意味で「お客様は神様です」という言葉と同じ。これはお客様が言う言葉ではなく、お店側が言う言葉。
「すぐやる!あとでなおす」を自分に言うべき時というのは、考えた結果「やってみようかな」と思ったことに対して。
人間「やってみよう」と思ったことでも、なんだかんだ理由をつけて動かない生き物だ。そんな時には「すぐやる!あとでなおす」という言葉を自分に言い聞かせて動く。動かないとどんな結果がでるか分からないから。
そしてもっと大事なこと。それは目的・目標だ。なにかを「やってみよう」と思う時は自分が何らかの目的・目標を達成したいと思っている時のはず。
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その理由はひとそれぞれだろうが、例えば企業なら「利益を上げたい」と考えているからだ。「こうすれば目標の利益が達成できるかな?」そう思ったことの結果はやってみないと分からない。だからすぐやる!
結局自分自身の目的・目標を意識しておくことが「すぐやる!あとでなおす」の言葉が効く状態になるための方法だ。戦略を常に考えておくということが必要だろう。
行動しなければ結果はでない。これは当たり前。だから行動できる人になろう。特に経営者の人!そのために普段から目的・目標を意識し、戦略を考え続けましょう!
行動して結果を出すためにね!
最後まで読んでくれてありがとう!!
vol.2041
意思決定インストラクター
FSAコンサルティング株式会社 代表取締役 谷川俊太郎
まずは経理情報を経営の羅針盤情報に
そして経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し企業改革の後押しを行う「意思決定インストラクター」として福井で企業をお手伝い中!
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